メイクでは、やればできるけど、言葉ではうまく表現できないことがあります。
鉄棒の逆上がりみたいなものです。
メイクも、スポーツです。
やればできますが、やり方をうまく表現しにくい。
メイクのうまい女性ですら、うまいメイクの方法をうまく言葉で表現できるとは限りません。
ブラシの動かし方やアイラインの描き方など、手先が感覚で覚えているのです。
一度覚えたことは、体が勝手に動き始めます。
化粧品売り場の販売員ですら、上手なメイクのコツを言葉でうまく表現できないことがあります。
メイクのうまい人が、説明がうまいとは限りません。
しかし、メイクがうまい人は、やればできるはずです。
化粧品売り場で、メイクをしてもらうとき、大切なことがあります。
化粧の仕方を教えてもらうなら、メイクのうまい女性から教えてもらいましょう。
口元やアイメイクなど見て「うまくメイクができている」と思う人を選び、話しかけます。
メイクがうまく仕上がっている顔が、うまくメイクができる証拠です。
メイクがきれいに仕上がっている女性から教わることで、メイクの上手な仕上げ方を、言葉ではなく、体で教わることができます。
ビジネスでも、先輩から仕事を言葉で説明されるより、実際に仕事の様子を見たほうが、手順やポイントがよくわかるものです。
言葉で説明してもらうより、実際に仕事をしている場面を見せるほうが、はるかにわかりやすい。
化粧がうまい人から、うまいメイク方法を真似するのです。
化粧の販売員には当たり前のメイク方法でも、あなたには新たな発見ができる可能性があります。
「おや。自分とは違うな」と思う発見です。
手の動き、アイラインの描き方、ファンデーションの塗り方、チークの入れ方などです。
そうした点を積極的に吸収して、取り入れていきましょう。
言葉ではなく、感覚的に気づくのです。