プロの画家がスケッチを描くとき、一筆で仕上げることはありません。
スケッチを近くでみると、たくさんの短い線が集まっています。
1本の線を引くとき、短い線を何本も引き、1本のラインを完成させます。
巨匠と言われるゴッホやピカソの絵ですら、たくさんの短い線の集まりです。
短い線が集まって長い線になり、長い線が集まって絵ができます。
いくらプロの画家とはいえ、人間です。
人間は、手ぶれが発生します。
長い線を引くときは、わずかな手の揺れで乱れやすくなりますが、短い線なら目立ちません。
途中で修正しやすい。
短い線を何本も引いて、1本の線を仕上げます。
これが、絵をうまく描くコツです。
アイラインも同じです。
アイラインも、一気に引こうとしないことです。
不器用だからできないというより、ほとんどの人ができないものです。
美しいアイラインは、複数の線から構成されています。
少しずつ短い線を引っ張りながら、1本のラインを仕上げるほうが、きれいな線が引けます。
ペンシルタイプであろうと、リキッドタイプであろうと、同じです。
器用になろうとするより、不器用な人でもできる方法を身につけましょう。