以前に出会った女性で、アトピー性皮膚炎で悩んでいる女性がいました。
初めてお会いする前、何度か電話で話をしました。
生まれつき体中がアトピー性皮膚炎で、悩んでいる話でした。
アトピー性皮膚炎ではありますが、肌に負担のないように、日常生活では気をつけているそうです。
実際会ってみて、驚きました。
アトピーだとわからないくらい、メイクが美しく整っているのです。
マスカラのカールが美しく、青いアイシャドーが似合っていました。
派手すぎず地味すぎず、メイクのバランスが整っています。
アトピーで皮膚が悩んでいると言われていても、信じられませんでした。
手首あたりが、わずかにかさついている程度です。
なぜ、これほどメイクがうまいのでしょうか。
アトピーという体質のおかげなのです。
肌に欠点があることで、メイクの技術向上を強く意識するようになります。
メイクの技術を磨いて、美しい見せ方を研究しようと熱心になります。
その結果、普通の肌の女性より、ひときわメイクがうまくなってしまうのです。
彼女に限らず、ほとんどの女性は、そうです。
メイクがうまい女性ほど、何らかの肌のコンプレックスを抱えています。
もし、身近にメイクのうまい女性がいれば、次の質問を投げてください。
「メイクがきれいですね。肌に悩みはないでしょ」
肌に悩みがないという返事は、ほとんどありません。
「肌に悩みがある」という意外な返事が返ってくるはずです。
肌に悩みがないから美しいのではありません。
悩みは可能性です。
肌に悩みがあるからこそ、メイクへのモチベーションが強くなるのです。