19歳のとき、メイクのうまい女性と出会いました。
ナチュラルメイクが基本ですが、さりげなく彼女の持ち味が強調された上手なメイクでした。
彼女のメイクの美しさに、私も引かれました。
彼女との普段の会話で、印象深い会話が残っています。
メイクの苦手意識を克服した方法です。
彼女は、メイクがうまいにもかかわらず、面白いことを言うのです。
「昔はメイクが嫌いだった。全然うまくなかった」
不思議に思いました。
それなら、何がきっかけでメイクが上達したのでしょうか。
彼女は「化粧道具を変えたのがきっかけ」というのです。
「そうか。わかったぞ」
話の流れを直感しました。
おそらく品質のいい化粧道具を変えたことで、メイクの楽しみを知ってしまったのだろうと。
しかし、返ってきた言葉は、予想外でした。
「かわいい化粧道具に買い換えたのがきっかけ」
驚いて笑ってしまいました。
意外な返事に驚きです。
「メイクは毎日するから、親しみやすい化粧道具に買い換えた。すると、メイクをしたい気持ちが大きくなった。意識が変わった」
「なるほど」と思い、共感しました。
たしかに自分好みの化粧道具なら、毎日触れたいと思います。
キュートで、愛らしいデザインなら、見ているだけでも癒されるでしょう。
メイクをしなければ、メイクの上達も始まりません。
メイクに苦手意識があるなら、品質は後回しです。
まず、道具の外見を基準に決めてしまいましょう。
化粧道具がかわいいと、触れたくなります。
メイクの時間が待ち遠しくなりますし、道具をいろいろ試したくなるものです。
しばらくすると、メイクそのものが好きになり、メイクに対する苦手意識が消えるのです。