記念日や誕生日に、異性とレストランへ向かうことがあります。
そこで、友人におごってあげることがあります。
おごるのはいいのですが、後から「おごってあげたからお返しをしてほしい」というニュアンスがあると、感じが悪くなります。
「なんだ。目的だったのか」と思われるのです。
以前より印象が悪くなる場合も少なくありません。
よくある話が、男女関係です。
男性が女性に近づこうとするためのおごりは、よくある話です。
しかし、ここで失敗する人がいます。
態度や発言から「おごったから見返りが欲しい」という圧力が感じられ、付き合いにくくて失敗するのです。
ましてや、下心があると、必ず失敗します。
そういう見返りを期待してのおごりは、相手に失礼です。
少しでも伝わった瞬間、仲良くどころか、嫌われてしまう可能性もあります。
おごりというのは難しいものです。
見返りを求めた瞬間、おごりではなくなります。
「取引」になります。
お金を払って見返りを求めるなら、仕事の取引と変わりません。
本当のおごりとは、一切、見返りを求めないことです。
男女関係に限らず、友人や家族など、すべての人間関係に共通することです。
本当のおごりとは、相手に喜んでもらうための手段です。
そのためにお金を使って、楽しい時間を共有します。
すると、そういう優しい気持ちや純粋さも、不思議と伝わります。
多くの男性が見返りを求めて女性におごろうとするなか、見返りが感じられないと、好印象です。
見返りを求めないおごりが、異性に喜ばれるのです。