執筆者:水口貴博

レストランで心がける30のワインマナー

24

料理とワインのマリアージュの上手な楽しみ方。

料理とワインのマリアージュの上手な楽しみ方。 | レストランで心がける30のワインマナー

「料理とワインのマリアージュ」という言葉があります。

料理とワインが結ばれると新しい味わいが生まれる、という意味です。

これは決して、料理とワインを一緒に口に含める意味ではありません。

ワインを口に含めながら食事をするのは、マナー違反です。

油のついた唇がワイングラスに触れると、飲み跡がしっかりついてしまいます。

下品になるばかりか、ワインに油が映ってしまい、風味を損ねます。

では、料理とワインの味を同時に楽しむのはどうすればいいのでしょうか。

ポイントは「食事をしてからワイン」の順ではなく「ワインを飲んでから食事」の順です。

この順番を守ることで、自然と料理とワインのマリアージュを楽しめます。

なぜこの順なのでしょうか。

ワインを飲んだ直後に、一口料理を口に含めます。

すると、口全体にワインの風味が広がりますね。

ワインを飲んだ後も、1分くらいは後味が口全体に残り続けます。

このタイミングで、料理を一口、口に含めます。

すると、どうでしょう。

ワインの後味と料理の味がきれいに重なります。

その瞬間、新しい味わいが楽しめるのです。

油気のない料理なら、そのままワインを口にしても結構です。

口元に油気が残っている場合は、一度口元をナプキンで拭いてから、ワインを口にしましょう。

ワイングラスに飲み跡や、油が映ることもありません。

レストランで心がけるワインマナー(24)
  • 料理とワインのマリアージュを、マスターする。
ソムリエとの会話を楽しむ上手なきっかけ作り。

レストランで心がける30のワインマナー

  1. レストランでのワイン選びを、すべてソムリエに任せるのはよくない。
  2. テイスティングを恥ずかしがらないで!
  3. ワインのテイスティングをするときの6つの手順。
  4. テイスティングで問題点があれば、交換をしてもらってもいい。
  5. なぜワイングラスは、左回りに回すのか。
  6. ワインを注いでもらうとき、ワイングラスを持ち上げないこと。
  7. 文字ばかりのメニューですぐ決められない。
    そういうときの解決法。
  8. ワイングラスについた口紅は、指でぬぐい、ナプキンで拭く。
  9. ワイン選びの定番。
    「魚料理には白、肉料理には赤」
  10. 「もう飲めない」とワインを断るとき、グラスの上に手をかざしてはいけない。
  11. ワイングラスの飲み口は、一定にする。
  12. 飲み残したワインボトルは、持ち帰ってもいい。
  13. 食前酒・食中酒・食後酒の目的と選び方。
  14. 「とりあえず」と言いながらオーダーするのは、給仕に失礼。
  15. ワイン選びに自信がないときには、給仕やソムリエに相談をする。
  16. ブランデーグラスの持ち方。
  17. ワインを自分たちでつぎ足さない。
  18. 2本以上ワインを飲むとき、おいしさを重視する適切な順番。
  19. ワインやシャンパンは、かき混ぜない。
  20. ワイングラスに、水を入れて乾杯をしてはいけない。
  21. ロマンチックな雰囲気を演出したければ、ロゼワインがおすすめ。
  22. レストランによっては、ワインの持ち込みが許可されているところがある。
  23. 乾杯のときに、グラスをかちんとぶつけない。
  24. 料理とワインのマリアージュの上手な楽しみ方。
  25. ソムリエとの会話を楽しむ上手なきっかけ作り。
  26. ワインボトル選びで、目安にしたい基準。
  27. ワインが飲みたくても飲めなかった、忘れられないトラブル。
  28. いくらテーブルマナーに慣れていたとしても、酔いつぶれては意味がない。
  29. ワインの一気飲みは、できるだけ控えたい飲み方。
  30. ワインのラベルは、写真同様、思い出の記念品になる。

同じカテゴリーの作品

2:02

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION