執筆者:水口貴博

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

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コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。

コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。 | 洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

レストランによっては、コース料理にも種類がある場合があります。

「Aコース、Bコース、Cコース」のようにランクわけになっているのです。

略式のコース料理から、すべてがそろったフォーマルなフルコース料理まで、さまざまです。

フルコースとはいえ「アラカルト」と言って、献立表から好みの料理を一品ずつ注文できるものもあります。

このとき、コース料理とはいえ、お互いが別々のコースをオーダーするのはおすすめしません。

簡易コースとフルコースでは、出される食事の数がまったく異なります。

たとえば、代表的な簡易コースなら、次のようになるでしょう。

「前菜→メインディッシュ→サラダ→デザート」

レストランにもよりますが、コース料理を軽く済ませる人にはちょうどいい内容です。

値段が安い分、主要なものに限定されて出されます。

一方、フルコースの場合は、もっと多くなります。

「前菜→スープ→魚料理→口直しの冷菓→肉料理→サラダ→フルーツ→デザート→コーヒー」

簡易的かフルコースかで、サーブされる料理数が異なります。

ランクが異なっていると、妙な上下関係が生まれやすくなります。

相手のほうが料理数が多いと、気にする人もいるでしょう。

また料理数も異なりますから、相手を待っていたり待たせていたりなど、気まずい空気が流れやすくなります。

食事をしながら会話がしづらくなるのです。

もし同席者とコース料理をオーダーするなら、コース料理のランクをお互いに合わせておくのがコツです。

あらかじめ同席者とどのコースで食事をしようか相談して進めるといいでしょう。

平等さが生まれ、食事を口にするタイミングも合わせやすくなります。

食事のタイミングが合えば、食事の話題も合わせやすくなるでしょう。

洋食フルコースで心がけたいテーブルマナー(8)
  • コース料理のランクを合わせて、オーダーする。
スープで、音を立てないように飲む上手な方法。

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

  1. フルコース料理は、必要とされるテーブルマナーもフルコース。
  2. フルコースをオーダーする前に、気をつけておきたいこと。
  3. フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  4. イタリア料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  5. なぜ、イタリア料理よりフランス料理のほうが、品目が多いのか。
  6. どんな料理でも、基本的に左側から切っていく。
    その理由とは。
  7. フルコースをスムーズに食べられる人は、絶対にモテる。
  8. コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。
  9. スープで、音を立てないように飲む上手な方法。
  10. スープを飲むときのスプーンの正しい使い方。
  11. パンを食べながらスープを飲まない。
    パンを食べてからスープを飲まない。
  12. 左利きの人のナイフとフォークの適切な持ち方。
  13. エビの上手な食べ方。
  14. 魚料理の上手な食べ方。
  15. 熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べ始めよう。
  16. 同席者の話が長く、なかなか料理が食べ始められないときの対処法。
  17. 遅刻やキャンセルは、わかった時点で早めに連絡する。
  18. テイクアウトができないレストランほど、実はサービスのレベルが高い。
  19. カトラリーを使うときに注意したい、3つのNG。
  20. ブロシェット(串焼き料理)の上手な食べ方。
  21. 骨付き肉(Tボーンステーキ)の上手な食べ方。
  22. エスカルゴの上手な食べ方。
  23. レモンと粉チーズを振りかけるときに心がけること。
  24. 牡蠣を上手に食べる、2つのステップ。
  25. 大きなパンに、直接かぶりつかない。
  26. コース料理でパンを食べるときに陥りやすい罠。
  27. なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。
  28. パンくずは、自分で掃除をしない。
  29. ガス入りの水のメリットとデメリット。
  30. カップ型スープにも、食事休めのサインがある。

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