レストランによっては、コース料理にも種類がある場合があります。
「Aコース、Bコース、Cコース」のようにランクわけになっているのです。
略式のコース料理から、すべてが揃ったフォーマルなフルコース料理まで、さまざまです。
フルコースとはいえ「アラカルト」と言って、献立表から好みの料理を一品ずつ注文できるものもあります。
このとき、コース料理とはいえ、お互いが別々のコースをオーダーするのはおすすめしません。
簡易コースとフルコースでは、出される食事の数がまったく異なります。
たとえば、代表的な簡易コースなら、次のようになるでしょう。
「前菜→メインディッシュ→サラダ→デザート」
レストランにもよりますが、コース料理を軽く済ませる人にはちょうどいい内容です。
値段が安い分、主要なものに限定されて出されます。
一方、フルコースの場合は、もっと多くなります。
「前菜→スープ→魚料理→口直しの冷菓→肉料理→サラダ→フルーツ→デザート→コーヒー」
簡易的かフルコースかで、サーブされる料理数が異なります。
ランクが異なっていると、妙な上下関係が生まれやすくなります。
相手のほうが料理数が多いと、気にする人もいるでしょう。
また料理数も異なりますから、相手を待っていたり待たせていたりなど、気まずい空気が流れやすくなります。
食事をしながら会話がしづらくなるのです。
もし同席者とコース料理をオーダーするなら、コース料理のランクをお互いに合わせておくのがコツです。
あらかじめ同席者とどのコースで食事をしようか相談して進めるといいでしょう。
平等さが生まれ、食事を口にするタイミングも合わせやすくなります。
食事のタイミングが合えば、食事の話題も合わせやすくなるでしょう。