「ペットがなつかない。近づいても触れるどころか逃げてしまう。どうすればなついてもらえるのか」
野性的な動物なら、警戒心はあって当然です。
近づけば、逃げるのが当たり前。
手ぶらで近づけば、普通は逃げます。
人間でも、知らない人がいきなり近づくと、恐怖を感じて後ずさりするのと同じ感覚です。
妙に怖いです。
何度も顔を合わせて、ゆっくり時間をかけて慣れていき、少しずつ近づいて頭をさするのもいいでしょう。
しかし、そんな時間をかけずとも、単純で簡単になつかせる方法があります。
餌を持って近づくことです。
なつかないペットを、どうすればなつかせるかといえば、餌がキーポイントです。
「動物は餌が欲しい」という食欲があります。
あなたが餌を持って近づくと、動物はあなたへの警戒心を緩めます。
「おや。この人は食べるものをくれる人だ。いい人だ。自分の味方なのだな」
もちろん餌を持っているからとはいえ、まったく警戒しないわけではありませんが、警戒が緩和されることはたしかです。
餌を求めて、あなたのほうにやってきます。
野性的なハトは、普通に手ぶらで近づくと、飛んで逃げていきます。
しかし、餌を差し出しながら「餌だよ。おいでおいで」と言うと、ハトから少しずつ近づいてきます。
これは、猫もインコも、モルモットも動物なら何でも同じです。
なつくチャンスが生まれます。
餌は、動物と人とを結びつける仲介になるのです。