執筆者:水口貴博

食事の作法とマナーの30の基本

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食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。

食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。 | 食事の作法とマナーの30の基本

食事をするときには、食事だけ楽しむのではありません。

盛り付けられている食器を、見て楽しむことが大切です。

私が家族で徳島にいる妹の大学へ、学園祭を見に行ったときのことです。

大学の近くに、しっかりお茶をたててくれるお店があり、お茶を飲みに行きました。

座る椅子は、日本的な赤い布が敷かれてあり、テーブルもとても落ち着いています。

店内には本格的なお茶のいい香りがします。

大きな器に、少しだけ緑色のお茶が入っていました。

母はみんなが飲む前に「これはこのように飲むのよ」という説明を始めました。

母は昔、茶道をやっていました。

人一倍、お茶にはうるさい人です。

「飲む前に、まず茶碗ちゃわんを見てから飲むと、よりおいしくいただける」と母が言った一言が印象的でした。

たしかにそのときに飲んだ茶碗は、立派なものでした。

茶碗博物館に置かれていそうな、立派な茶碗です。

茶碗をよく見てから、お茶を飲むと、お茶の味が深い味わいに変わってきます。

私は「これはお茶だけでなく、食事をするときには大切なことだな」と思いました。

コーヒーショップにしろ、レストランにしろ、独特の器に食事が盛り付けされていることが多いです。

私は、今までそれに気づかずに、ただ食べてばかりいました。

独特の器にも、お店のこだわりがあります。

器で、違う視点から、おいしさを楽しむことができるようになるのです。

食事では、食べるものを見るだけではありません。

盛り付けられている器も、見て楽しむことが、よりおいしく食事をいただくことができるコツなのです。

食事の作法とマナーの基本(10)
  • 器の装飾やデザインも、見て楽しむ。
食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。

食事の作法とマナーの30の基本

  1. 「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
  2. 「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
  3. 作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
  4. 外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
  5. 外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
  6. 食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。
    「もぐもぐ」にすればいい。
  7. レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
  8. 食べ放題で、下心を出し放題にしない。
  9. 食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
  10. 食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
  11. 食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
  12. 誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
  13. 食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
  14. 「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  15. つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
  16. 「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
  17. オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
    店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
  18. オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
  19. 無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
  20. 明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
  21. 食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
  22. 友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
  23. 食事中に肘をつかない。
    手首をテーブルに乗せればいい。
  24. 携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
  25. 出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
  26. みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
  27. 1人での食事は「自立心」を高める。
  28. おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
  29. 食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
  30. 学校の給食は、私たちの食事の原点だ。

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