執筆者:水口貴博

食事の作法とマナーの30の基本

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「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。

「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。 | 食事の作法とマナーの30の基本

私は肉を食べるときに、いつも思うことがあります。

「この肉は、命なんだ」と心が動きます。

「いただきます」という一言は、食事をいただきますという意味だけではありません。

「命をいただきます」という意味が含まれています。

肉を食べるときには、命であることに気づくことが大切です。

あなたが長く生きるために、ほかの生き物があなたのために命を落としているのです。

「食物連鎖」という言葉があります。

基本的な食べる、食べられるという動物たちのピラミッドです。

その基本的な食物連鎖は、人間界では壊れています。

人間のみが、食べる側に回っています。

残りの動物たちは、すべて食料です。

人が生きるためには、食べるということが必要です。

何かを食べることになるのです。

少し痛々しい話かもしれませんが「食べる」というのは「ほかの動物たちの命をいただいている」ということなのです。

生きるためには、必要なことですから、抜かすわけにはいきません。

菜食主義とはいえ、肉の栄養価値は素晴らしい物があります。

タンパク質をはじめとする、ビタミン、ミネラルといった「生きるために必要な栄養」がすべてそろっています。

食べられるために生まれてきたのではないかと思うほど、肉には栄養価値が勢ぞろいしているのです。

そんな肉を食べるときには「命をいただいている」ということに気づきましょう。

私は肉を食べるときには、私のために命を落としてくれた動物たちに感謝しています。

感謝しないと、私は単なる動物殺しになります。

感謝をすることで「生き物」が「食べ物」に変わるのです。

食事の作法とマナーの基本(2)
  • 肉類を食べるときには「命をいただきます」という感謝を持つ。
作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。

食事の作法とマナーの30の基本

  1. 「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
  2. 「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
  3. 作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
  4. 外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
  5. 外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
  6. 食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。
    「もぐもぐ」にすればいい。
  7. レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
  8. 食べ放題で、下心を出し放題にしない。
  9. 食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
  10. 食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
  11. 食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
  12. 誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
  13. 食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
  14. 「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  15. つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
  16. 「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
  17. オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
    店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
  18. オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
  19. 無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
  20. 明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
  21. 食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
  22. 友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
  23. 食事中に肘をつかない。
    手首をテーブルに乗せればいい。
  24. 携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
  25. 出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
  26. みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
  27. 1人での食事は「自立心」を高める。
  28. おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
  29. 食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
  30. 学校の給食は、私たちの食事の原点だ。

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