執筆者:水口貴博

仕事に集中する30の工夫

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定時というタイムリミットを、強く意識する。

定時というタイムリミットを、強く意識する。 | 仕事に集中する30の工夫

仕事を早く片付けるために、必要なのは「集中力」です。

集中力の程度は、仕事のスピードだけでなく、質にも強く影響します。

何事も集中力。

さて、ここまではよくある話です。

「集中力が大切なのはわかっている。出ないから苦労しているのだ」

そう思っているのではないでしょうか。

集中力を出すためのよい方法があります。

「締め切り」を作ることです。

人間は、締め切りがあると、強烈な集中力を発揮するようになります。

締め切りの効用をうまく活用している人が、勉強でもスポーツでも、結果を出せます。

勉強でも、成績のいい人ほど、試験日を強く意識しています。

試験日までに、教科の復習を終えるようなタイムスケジュールにしています。

また、試験日というデッドラインを意識するからこそ、適度なタイムプレッシャーを感じて、自然と集中力も出てきます。

スポーツでも同じです。

スポーツで結果を出したければ、目標となる大会を強く意識することです。

「大会では、少しでもいい結果を残せるようにするぞ!」

そういうメドができれば、おのずからマラソンの練習に打ち込む気力も集中力も湧いて出てきます。

ゴールがはっきり見えると、集中力を出すのが、人間です。

これは、仕事でも同じです。

仕事にも「締め切り」を作ることです。

締め切りを意識すれば、自然と集中力が出てきます。

そういうふうに体が自然と動き始めます。

実は、仕事においても、好都合な締め切りがあります。

それが「定時」です。

基本的に仕事は始業時間から始まり、およそ8時間、会社のために労働します。

定時を過ぎれば、会社との契約上、帰ってもかまいません。

定時で早く帰りたければ、その時間までに仕事を片付けようと、強く意識します。

自然と集中力が出てきます。

たとえ、嫌いな仕事でもです。

嫌いな仕事だからこそ、だらだらしてしまいがちです。

しかし、嫌いな仕事だからこそ、定時は意識することです。

面倒な仕事をさっさと片付けて、定時で帰りたいと思えば、必ず気力が湧いてきます。

人間は、努力からの解放に向かうとき、すごい集中力を発揮します。

大変な仕事はいつまでも続けたくはありません。

早く大変な仕事から解放されるために、底力が湧いて出てくるのです。

仕事に集中する工夫(1)
  • 定時を締め切りにして、仕事を進める。
やる気があるうちに、仕事を片付ける。

仕事に集中する30の工夫

  1. 定時というタイムリミットを、強く意識する。
  2. やる気があるうちに、仕事を片付ける。
  3. 「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。
  4. 「仕事リスト」を作ってから、仕事を始める。
  5. 無駄な会議は、徹底的に廃止する。
  6. デジタル機器を、優秀な秘書にする。
  7. 部下同士の仕事を交代させると、人間関係がよくなる。
  8. 同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。
  9. 例外を、1つも作らない。
  10. 言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。
  11. とにかく仕事に着手する。
  12. 仕事中に割り込まれる要因を排除する。
  13. 「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。
  14. 将来像を、上司に伝えておく。
  15. 同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。
  16. 休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。
  17. 読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。
  18. 思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。
  19. 仕事は、一気に片付ける癖をつける。
  20. コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。
  21. すぐ片付く仕事から着手する。
  22. 仕事中の水分は、控える。
  23. 定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。
  24. 大きな仕事は、短く区切ってから進める。
  25. チームミーティングを開かない。
  26. 最初の90分間を、最大限に活用する。
  27. 着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。
  28. 仕事の一部を、他人にお願いする。
  29. パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。
  30. 仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。

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