今している仕事だけを淡々とするだけでは、やる気も集中力も出ないものです。
仕事の成果が「誰の何の役に立つのか」がわからなければ、やりがいも出てきません。
仕事に集中するためには、今している仕事の意味を把握することが大切です。
「この仕事は、誰の役に立つのか」
「未来にどうつながるのか」
「誰が喜んでくれるのか」
これらをできるだけ具体的に把握し、想像します。
たとえば、ある日、上司から手順書作成の依頼を受けたとします。
いくら上司から頼まれたとはいえ、いきなり「手順書作成をしてくれ」とだけの指示では、やる気も出ません。
そこで、この手順書作成は、誰の何の役に立つのかを把握します。
これから入社する新人のために作るものだとわかれば、仕事への意気込みは変わるはずです。
自分の作った手順書を見ながら、新人が重要な作業をしているところを、具体的に想像します。
すると、手順書の出来具合が悪ければ、失敗を増やす原因になりかねません。
わかりやすい手順書を作らなければいけない理由が、把握できるはずです。
使う人のことを想像して、仕事の意味が把握できれば、やる気が出てきます。
自分の仕事が誰かの役に立っていることほど、嬉しいことはありません。
人間は、仕事の意味を理解できたとき、爆発的なやる気と集中力を発揮します。
私がこのサイトを作っているのも、困っている人や悩んでいる人の助けになりたいと仕事の意味を感じているからです。
自分が適当なことを書いてしまえば、読者をがっかりさせてしまうでしょう。
そうしたくはありませんし、やはり喜んでもらいたいというのが願いです。
将来自分の書いた文章が人の役に立っているところを想像すれば、やる気と集中力が出てきます。
眠い朝も起きられるようになり、生きていることが楽しくなります。
仕事へのやる気と集中力は、仕事の意味を把握できたときに発揮できるのです。