1つの仕事は、大きく分けて、3段階に分けることができます。
まずは、作業をするための「準備」をします。
その後、実際に「作業」を行い、終われば「片付け」です。
この3段階は、どんな仕事でも基本です。
さて、違う種類の仕事をばらばらに対応すると、仕事が遅くなります。
仕事の種類を変えるたびに「準備」と「片付け」が発生するからです。
また頭の切り替えも必要なので、集中力を妨げられます。
仕事を減らすために大切なことは、1段階目の「準備」と、3段階目の「片付け」をできるだけ減らすことです。
準備と片付けを減らすためには、同じ種類の仕事をまとめればいい。
仕事の種類を変える必要がないため「準備」と「片付け」が一度だけで済むからです。
たとえば、メール処理の仕事をした後、書類作成の仕事をして、またメール処理の仕事をする場合があります。
この場合、メール処理の仕事の準備と片付けが、2回ずつ必要です。
しかし、2回に分けたメール処理の仕事を、1回にまとめたとします。
準備と片付けも一度で済みます。
準備と片付けが少なくなるため、全体的に仕事量は減ります。
仕事量は、かなり変わります。
頭の切り替えの必要もないので、目の前にある仕事に専念できます。
メールなら、メールに関する仕事をまとめてします。
電話をするなら、電話に関する仕事をまとめてします。
書類の作成なら、書類の作成に関する仕事をまとめてします。
もし、ばらばらの仕事があっても、仕事を進める順番を変更して、同じ仕事だけを揃えるようにします。
同じ種類の仕事をまとめて対応するとき、あなたの集中力を最大限に活用できるのです。