私たちは、夜がやってきても、怖くありません。
夜が来ても、いずれまた日が昇ることを知っているからです。
そういうものだと知っているだけで、うろたえることがなく、安心して夜を迎えることができます。
夜になったら、また日が昇ったときに活動できるように、素直に寝るのが一番です。
人間の活動に暗い夜がなければ、休むことができず、体力がもたなくなります。
夜の仕事は寝ることであり、体力・精神を回復させることです。
夜には夜の意味があり、暗いなら暗いからこそできることを今のうちにしておくことです。
あなたの人生においても、あるとき、暗くなる時期があることでしょう。
運が悪い時期、ついていない時期、何をやってもうまくいかない時期もあることでしょう。
本当に真っ暗で、何も見えなくなるときがあるかもしれません。
そういう時期は、そういう時期だからこそできることに専念します。
また機運が回復する時期まで、堂々と構えているだけでかまいません。
暗い夜の次は、明るい朝がやってきます。
どんなに暗い夜も、明けない夜はありません。
明るい時期がやってきたときにしっかり活動できるように、暗い今のうちにできることはしておくことです。
暗いときには、暗いからこそできる仕事に最大の集中を払えばいいのです。