執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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落ち着いた話し方は、自信の表れ。

落ち着いた話し方は、自信の表れ。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

天皇が発言をされるとき、いつもゆっくりした話し方です。

落ち着いた話し方ではありますが、言葉の一つ一つが、心にしみる話し方ですね。

発言のミスを防ぎ、思っている気持ちを、言葉を厳選しながら話しているからです。

最も素晴らしい点は、前を向いて話をされているところです。

紙に書いている言葉を棒読みしているのではなく、そのときに思った言葉を、自分の言葉で発言されています。

天皇の言葉は、ゆっくりでありながらも自信があり、重みのある言葉に聞こえます。

ゆっくりですから、誰が聞いても理解できます。

早口で話していると、お年寄りは話の速さについていけません。

わかりやすい説明をする人も、本当はスピードより、スローが大切です。

説明が下手な人は、往々にして、早口です。

早口だから自信があるわけではなく、自信がないから早口なのです。

質問されると答えられないため、質問できないように早口で話し、内容をごまかそうとしています。

早口でしゃべり、熟知しているような演技をして、知識不足を補っている姿です。

それは、見る人が見ればよくわかります。

本当に説明する知識が十分な人は、ゆっくりした話し方になります。

ゆっくりさは、自信の表れです。

いつ、誰が質問してきても答えられますから、落ち着いて話ができるのです。

上手にわかりやすく説明する方法(29)
  • 落ち着いた話し方で、自信を表現する。
大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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