執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。

説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

本を読むときには、私たちは「要点を探す」という作業を無意識にしています。

「何が言いたいのか、何を伝えたいのか」を探す作業です。

この作業は、無意識ながらも、面倒で疲れてしまいます。

読むのをやめてしまうのは、探している途中で疲れてしまうからです。

説明上手な人は、文章を書くときに「太字」を使います。

良書は、著者が最も主張したいポイントであろう部分を、太字にしています。

下線や赤字を使ったり、行間を空けたりして、大切なところが目立つように工夫を凝らしています。

本来、読者が探さなければいけない、要点を著者が代わりに強調してくれているのです。

要点が一目でわかりますから、読者が要点を探す手間がなくなります。

その分、読者は読むスピードが速くなり、理解もしやすくなります。

読み手は、大切な言葉を吸収することに専念できるわけです。

本だけの話ではありません。

会社で配る資料、学校で配布するパンフレットでも、大切なところはあらかじめ強調しておくといいでしょう。

読みやすくなります。

説明上手な人は、そこまで考えています。

読者が理解しやすくなるように、面倒でも、太字を使って、要点が目立つように工夫をしているのです。

上手にわかりやすく説明する方法(16)
  • 大切なところは、太字で強調する。
説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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