説明が下手な人は、くどくどした話し方になっています。
くどくどは、次のことをいいます。
「じらした話し方」
「回りくどい話し方」
大切な言葉は、往々にして「一言」です。
しかし、一言で終わらせると、かっこ悪いので、わざとじらしたり、回りくどい話し方をしたりします。
下手な会議ほど、そうなっています。
重要な会議であると思われるために「じらした話し方」「回りくどい話し方」で、何時間も続けてしまいます。
ストレートに伝えてしまうと、話がすぐ終わってしまい、軽い内容であると思われるのが嫌なだけです。
一言で終わる話を、5行にも10行にも膨らませてしまうのです。
あなたの会話を振り返ってみましょう。
じらした表現を使っていないでしょうか。
回りくどい話し方をしていないでしょうか。
本来、短い言葉ほど、逆に私たちは記憶しやすく、理解しやすくなります。
ことわざは、どれも「一言」です。
「サルも木から落ちる」
「能あるタカは、爪を隠す」
「捕らぬタヌキの皮算用」
「笑う門には福来たる」
「女心と秋の空」
一言だから、わかりやすく、ストレートに私たちの心に入ってきます。
ストレートな表現ほど、理解しやすく、わかりやすく、世代を超えて伝わりやすくなります。
わかりやすい説明というテーマには、ストレートしかありません。
ことわざのように、大切なことをストレートに話すことです。
回りくどくじらしたところで、余計にわかりにくくさせるだけです。