仕事で難しいお願いをされたときに「無理です」と即答する人がいます。
3秒と間を置かずに、すぐ「できません。できるわけがありません。無理です」と答える人です。
あなたは、そうした癖に心当たりがありませんか。
「無理です」という言葉を、本当に十分に考えてから口にしているのでしょうか。
いいえ、本当は反射的に「無理です」と言っているだけです。
すぐ返事をするということは、十分に考えていないということです。
できるかどうかを真剣に考えていないから、即答ができるのです。
「何とかできるのでは」と少しでも真剣に考えていれば、多少なりとも間ができます。
「方法はないか、ほかに手段はないか」と考えていると、いくばくかの時間は過ぎるものです。
もしあなたに「無理です」という即答癖がついていれば、本当に深く考えない習慣を持っているということです。
考えている時間に相手を待たせて申し訳ないから、できないことは、深く考えずに「無理です」と反射的に答えているだけです。
真剣に取り組んでいないことがわかります。
あらゆる手段を模索していると、自然と時間は過ぎていきます。
返事に時間がかかったりするのは、深く考えているというマナーです。
できないと思える難題でも、相手に対して即答という態度は、マナー違反なのです。