執筆者:水口貴博

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

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世間知らずの状態から抜け出そう。

世間知らずの状態から抜け出そう。 | 新入社員が入社3年間に心がける30のこと

つながりを持つのは、社内だけではありません。

社外の人とつながりを持つことも、重要です。

自社の人たちとばかり関係を持っていると、視野が狭くなります。

同じ業界の中では、同じ情報しか流れてきません。

社内の人とばかりの付き合いでは、偏った情報になるでしょう。

当たり前だと思っていることも、ほかの会社やほかの業界と比べると、時代遅れだったり、異常であったりすることもあります。

自分では普通と思っていた会社も、実は不当な労働を強いている会社ということに気づくきっかけになります。

私は以前、仕事を通してほかの会社の人であるKさんという男性と出会ったことがありました。

私と同じ年齢だったので、すぐ仲良くなりました。

別の会社ですから「そっちの会社はどういう感じなの」と軽く話を聞いて、情報交換をしていたときのことです。

話を聞くうちに、Kさんの会社は少し変わっていることに気づきます。

月に300時間も働かせるという会社でした。

Kさんは、それが普通だと思っている。

仕事の状況によって多少の残業はわかりますが、300時間は桁外れです。

さすがに「それはおかしい」ということになりました。

Kさんは、働きすぎのため、一度倒れて入院したこともあるそうです。

おなかの痛みが止まらず、血便が出たりして、慢性的な病気になっていました。

しばらくしてKさんは、ほかの会社の事情を知って「自分の会社は普通ではない」と気づいたそうです。

その後、Kさんは会社を辞める行動に出ました。

Kさんの健康や将来を考えると、その選択で間違いありません。

「ほかの会社ではどんな仕事をしているのか」

「どんな雰囲気なのか」

「どんな給与体系なのか」

情報交換をしていくと、面白い発見があるものです。

情報交換の場所が社内だけになると、世間知らずのままになります。

積極的に社外の人とも交流して、情報交換をしていきましょう。

新入社員が入社3年間に心がけること(14)
  • 社外の人とも、交流をもつ。
偏りのある情報から抜け出そう。

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

  1. 入社3年間にできた差は、後から取り戻せない。
  2. 人付き合いこそ、一番の課題。
    人間関係に苦労は、当たり前。
  3. 基本言葉、言い忘れていませんか。
  4. 仕事の仕方を徹底的に極める。
  5. 新人時代は、アクセル全開でいい。
  6. 新人のうちは、どんな仕事でも引き受ける。
  7. ウォーミングアップがないと、仕事ははかどらない。
  8. 入社3年間は「新人です」というセリフに要注意。
  9. 球拾いは、雑用ではない。
    立派な勉強なのだ。
  10. 小さな実績をこつこつ積み上げて、大きくする。
  11. 任された雑用のトップになろうではないか!
  12. 抽象的を卒業しよう。
    社会人からは、具体的が大切。
  13. 報告・連絡・相談は、言われる前に言う。
  14. 世間知らずの状態から抜け出そう。
  15. 偏りのある情報から抜け出そう。
  16. 頭だけで考えない。
    トライして、失敗して、体を通して学ぶ習慣を持つこと。
  17. 仕事の依頼が来るまで、席でじっと座ってばかりになっていませんか。
  18. トイレ掃除は、人間の内側が見える仕事。
  19. 入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。
  20. 仕事にも「鮮度」がある。
    頼まれた瞬間から始めよう。
  21. 得意な分野を作ろう。
    仕事には「波及効果」がある。
  22. 実績は、姿勢によって作られる。
  23. 失敗をしたときの対応によって、成長の差ができる。
  24. 師匠を見つけると、スピード成長ができる。
  25. 仕事ができるようになるほど、上司は口を出してくる。
  26. もうこれからは迷わない。
    社会人からは、決断力をつけよう。
  27. 自分の体は1つ、取り換えはできない。
    仕事のしすぎには、要注意。
  28. 水のようになろう。
    「こだわり」は、仕事への障害となる。
  29. どんなシチュエーションでも、無礼講になってはいけない。
  30. 誰もが一度は考える。
    「仕事、辞めようかな」

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