入社してまず新人が行うことといえば「師匠探し」です。
「この人についていきたい」
「この人はすごい」
「彼を見習おう」
そう思える人を、1人でいいですから見つけましょう。
師匠を見つけることで、自分が仕事に取り組むときのなによりの手本となります。
自分の先輩ですから、間違った仕事はしません。
正しい仕事の仕方を、一番効率のよい方法で行う手本です。
師匠の仕事を真似でいいですから、徹底的に真似をして技を盗んで吸収します。
師匠の技に特許はありませんから、一生懸命に盗んでいい。
新人時代に手本となる師匠を見つけ、どれだけ真似をして、吸収できるかに、成長の大きさがかかっているのです。
私が入社して最初に手本にした先輩がいます。
30代前半の色白の細長い男性でした。
やはりコンピューター業界の先輩だけあり、パソコンに関しては細かいことにまで精通した先輩でした。
パソコンやコマンドの知識、仕事の進め方や社会常識など、先輩から学んだことは数え切れません。
私の隣の席に座っていたので、先輩の仕事の真似ばかりしていました。
仕事の進め方は、先輩の進め方を取り入れ、自分のものにします。
効率のよい調べ方、進め方を考える前に、先輩のやり方を真似て、吸収していきました。
そのおかげもあり短い時間の間に、たくさんのことを覚えることができました。
私の力ではなく、先輩のおかげです。
素晴らしい師匠に出会えたおかげで、成長が早かったわけです。
入社してすぐ尊敬できる素晴らしい先輩を見つけましょう。
その先輩が、あなたの将来を決めることもあるのです。