趣味を楽しんでいて、あるところで終わります。
趣味は、切りの良いところでぴったり終われるとは限りません。
切りの悪いところで中断することもあるでしょう。
むしろ切りの悪いところで中断することのほうが多いのではないでしょうか。
趣味で大切なことは「再開しやすいように終わらせる」ということです。
再開しにくい状態になっていると、おっくうな気持ちが生まれます。
準備が必要だったり、手間がかかったりして、抵抗があります。
前回の終了地点がはっきりしないと「どこまで進んだっけ?」と見直す必要が出てきて、無駄な時間が発生するのです。
「また今度にしよう」となり、趣味を楽しむチャンスを失うのです。
そこで趣味を中断する際は、次回のことを考え「再開しやすい形」を心がけます。
たとえば、よく見かける方法としては、読書の付箋です。
付箋を使えば、読みかけの部分がどこかすぐわかって、読書を再開しやすくなります。
定番の方法なので、すでに行っている人も多いのではないでしょうか。
趣味でパソコンを利用する場合、通常のシャットダウンでは起動に時間がかかるため、スリープ機能が役立ちます。
スリープ機能を使って、起動を早くできるようにしておきます。
一瞬でパソコンが起動するうえ、デスクトップが前回のまま維持されているのです。
再開のしやすさが、趣味を楽しむ頻度に変わります。
ストレスフリーで再開できるに超したことはありません。
すでに再開しやすい工夫ができている人もいるでしょう。
工夫ができているのは良いことですが、まだまだ工夫の余地はあるかもしれません。
理想は、ストレスフリーかつ、ゼロ秒で再開できることです。
もっと早く、もっと楽に再開できる方法はないか、知恵を絞ってみてください。
コンマ1秒でも早く再開できるに超したことはありません。
まだ何かできることがないか探ってみる価値はあります。
たとえば、読書で付箋を使っていたとしても、まだできる工夫があります。
付箋の位置を「ページ単位」ではなく「行単位」にするのです。
再開の位置を行単位にしておけば、読みかけた部分を探す手間が減り、読書の再開がスムーズになります。
プラモデル作成が趣味なら、いちいち片付けるのではなく、そのままの状態にして、前回の続きから没頭できるようにしておきます。
いちいち片付ける必要がないよう、いっそのこと部屋にプラモデル専用の机を設けておくのも1つの方法です。
料理が趣味なら、収納位置を工夫します。
よく使うものはキッチンの手前の引き出しに収納して、たまにしか使わないものは奥の引き出しに収納します。
使用頻度に応じて収納場所を変えることで、再開しやすくなります。
1日に何度もヨガをするなら、ヨガマットを敷いたままにしておくのも一案です。
その都度ヨガマットを押し入れにしまっていると、取り出すのに手間がかかります。
片付けは大切ですが、利用頻度が高いなら、出したまま・敷いたままにしておくのも一案です。
少しでも楽に素早く再開できるに越したことはありません。
さっと取り組めるようにしておけば、肉体的にも精神的にもストレスフリーです。
あなたの趣味も、再開しやすいように終わらせるようにしてみてください。
工夫すれば、もっと楽に再開しやすくできる方法があるはずです。
趣味再開の負担を減らしましょう。
「そうだ、趣味をしよう!」と思った瞬間に取りかかれるのが理想的です。
再開しやすくしておくと、趣味をもっと楽しめるのです。