学生時代に書いた作文や卒業文集はありませんか。
当時は面倒くさいと思いながら嫌々書いたものかもしれません。
下手な字で書かれていて、ちょっと見た目が悪いかもしれません。
なかなか言葉が浮かばす、頭をひねりながら苦労して書いた思い出もあるでしょう。
しかし、そんな作文や卒業文集には素晴らしい活用法があります。
初心を思い出すために、これほど有効な素材はありません。
押し入れの奥から引っ張り出してみてください。
学生時代に書いた作文や卒業文集があれば、久しぶりに読み直してみましょう。
当時の初々しい雰囲気が伝わってくるでしょう。
雑な文章だったり、おかしな表現が目立ったりするかもしれません。
時には青臭いフレーズがあったり自己愛に満ちた文章があったりなど、恥ずかしくて赤面するかもしれません。
まだ世間を知らない文章かもしれませんが、だからいいのです。
世間を知らないときに書いたことだからこそ、素直で純粋です。
ストレートな気持ちが伝わってきて、はっとさせられるでしょう。
当時の思い出がよみがえってきて、一瞬で初心を思い出せます。
「若いなあ」「考え方が甘い」「世間知らずだったね」と恥ずかしく思いつつも、当時の夢や志を思い出していけるでしょう。
「そういえばこんな夢を持っていたね。こんな情熱を燃やしていたね。こんな毎日を送っていたね」
読み進めていくにつれて思い出されることや響いてくるものがあるでしょう。
学生時代に書いた作文や卒業文集ほど貴重なものはありません。
定期的に読み返すと、人生を振り返る機会となります。
新しい気づきが得られたり、客観的に自分を振り返ったりできる。
時には自分の成長を実感でき、しみじみ感慨にふけることもあるでしょう。
折に触れて読み返すと、忘れかけていた初心を思い出せるだけでなく、弱っていた心も元気に復活します。
ほかの人には平凡な文章であっても、あなたにとって特別な価値があります。
学生時代に書いた作文や卒業文集は、世界にただ1つの宝物です。