あなたは大きな買い物をするとき、前もって誰かに相談するタイプですか。
自分のお金は自分のものです。
どう使おうと自分の自由です。
誰かに使い方を命令されたくありません。
買い物をするとき、いちいち相談なんてしていられないと思うでしょう。
もちろん小さな金額であれば、相談はなくてもいいのです。
細かい買い物のたびに相談するのは、手間も時間もかかって現実的ではありません。
頻繁に相談されると、相手の迷惑になることもあります。
小さな買い物であれば、自己責任のうえ、自分で決めたほうがいいでしょう。
しかし、大きな買い物であれば、念のため人に相談しておくほうが安心です。
大きな買い物は大金が動きます。
買い物に失敗したときのダメージも大きいからです。
いちいち相談しなくても大丈夫と思う人もいるでしょう。
相談に抵抗感を覚える人もいるはずです。
自分のことは自分で決めたいのもわかりますが、そこが落とし穴です。
主観的になればなるほど、客観性が失われます。
その結果、妄想がエスカレートしたり、必要性の判断が曖昧になったりするのです。
自分だけの価値判断にも限界があります。
自分では健全に感じても、ほかの人から見ると、違和感や不自然に気づくことがあるでしょう。
自分ではちょうどいいと思っていても、一時的な興奮作用のため、度が過ぎていることもあります。
だからこそ、相談が有効です。
何らかのアドバイスをもらって、急に視野が開けることもあります。
買わなくても解決できる手段があれば、教えてくれるかもしれません。
けがや病気で弱っているときであれば、なおさらです。
「自分は大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、過信は禁物です。
「自分は大丈夫」と思っている時点で、油断が生まれています。
問題ないように見えても、誤解や見落としがあるかもしれません。
冷静になったとしても限界があります。
思い込みがあるからです。
思い込みは自分では気づきにくい。
思い込みは、誰かに指摘してもらわなければ気づけません。
どれだけ冷静になっていても、自分が正しいと思い込んでいる状態では気づくのが困難です。
人に相談することで、客観的な意見が聞けます。
思い込みに気づくきっかけにもなるのです。
大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつけましょう。
あなたを理解している人であれば、親身になって相談に乗ってくれます。
信頼できる人に相談すれば、客観的な視点から真偽や必要性を判断してくれるでしょう。
「相談するのは恥にならないか」
「相手の迷惑になるのではないか」
どれも無用の心配です。
人に相談することは、恥でも迷惑でもありません。
むしろ強がって人に相談しないことのほうが恥ずかしいことです。
相談を遠慮していると誤解や思い込みに気づかず、思わぬトラブルを招くことがあります。
相談するだけなら無料です。
見栄もプライドも捨て、謙虚に相談してみることです。
謙虚な姿勢になれば、相手も快く相談に乗ってくれるでしょう。
気軽に相談できる関係を築いておくことも大切です。
普段から人間関係を大切にすることで、信頼関係を築いておきましょう。
身近に相談できる人がいるというのは心強いことです。
大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつけてください。
既婚者で生計を一にしているなら、パートナーへの事前相談は必須です。
買い物の失敗を防ぐだけではありません。
詐欺や悪徳業者に騙されないための心がけでもあるのです。