旧友から久しぶりに電話がかかってくることがあります。
「お久しぶりです。学生時代に一緒だった○○です。覚えていますか」
久しぶりに旧友から電話がかかってくると嬉しいものです。
自分のことを覚えていてくれたとわかり嬉しくなりますね。
相手が異性であれば、なおさらです。
どきっとして、恋愛に発展することを期待してしまう自分がいます。
久しぶりに会って、懐かしい思い出話に花を咲かせます。
タイムスリップをしたかのように、昔を思い出しながら、しばらく楽しい時間を過ごします。
ところが、しばらく話しているうちに雲行きが怪しくなります。
話が盛り上がったところで「ところで……」と別の話を切り出されます。
突然商品の売り込み営業が始まったり、お金を貸してほしいと頼まれたりするのです。
このときの落胆たるや、言葉では言い表せません。
久しぶりに連絡をしてきた、本当の目的がわかります。
「このために久しぶりに連絡してきたのか」とわかり、もやもやした気持ちになってしまう。
こういう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ここで大切なのは、相手の話に乗らないことです。
盛り上がった話の勢いもあるでしょう。
久しぶりに連絡をしてきてくれた感謝の気持ちもあるでしょう。
相手が旧友ということもあって「ノー」と言いにくい雰囲気があるでしょう。
だからといって安易な気持ちはいけません。
「お付き合いだから、少しくらいよいのではないか」
「せっかく連絡をしてくれたのだから、何とか力になってあげたい」
情にほだされたり雰囲気に流されそうになったりしますが、気持ちを強く持って断ってください。
必要ないものを購入したところで、不要なものは不要です。
「たまたま必要だった」というケースもあるでしょう。
たとえそうだとしても、その場で購入を決めないことです。
必ず頭を冷やす時間を作って、慎重に検討したうえで決めるようにしてください。
「お金を貸してくれ」という話も要注意です。
お金を貸したところで戻ってこないと考えることです。
そもそも本当の友人なら「お金を貸してくれ」とお願いしてきません。
万一お金を返せないとき、友人まで失うことになるので、本当の友人にはお願いしてきません。
もし相手から借金のお願いをされたら「あなたは友人ではありません」と言っていることになります。
いくら話が盛り上がっていてもきっぱり断る勇気を持ってください。
「お金を貸してくれ」という話は、きちんと断るのが一番です。
困っている相手を見て、心を動かされそうになるかもしれませんが、踏ん張りどころです。
余計な同情です。
相手が旧友だろうと異性であろうと、怪しい話に乗らないことが大切です。
情に訴えかけてきても、しっかり振り切りましょう。
旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたら、すべて断るのが正解です。