営業・セールス・勧誘があったとき、大切にしたい基本姿勢があります。
まず「疑い」から入るようにしてください。
いきなり「信用」から入るのではありません。
無条件に信用するのは危険です。
最初から無条件に信用するのは「私を騙してください」と言っているようなものです。
営業・セールス・勧誘の話は、まず信用ではなく、疑いから入るのが基本です。
もちろん何でも疑いから入るわけではありません。
親や親友など、信頼できる人であればいいのです。
信頼できる人とは、すでに長い付き合いがあります。
すでに信用できる人であれば、いちいち疑っていられません。
ことあるたびに「本当なのか?」と疑っていると、相手は「信用されていないのだな」と感じるでしょう。
すでに信頼関係が結ばれている人であれば、最初から話を信じて聞く姿勢が大切です。
しかし、営業・セールス・勧誘に関しては違います。
どんな内容であろうと、まず疑いから入るようにしましょう。
保険の営業、投資の営業、新聞購読の営業。
車のセールス、宝石のセールス、不動産のセールス。
セミナーの勧誘、宗教の勧誘、ネットビジネスの勧誘。
魅力的な話を信じたい心理が働きますが、油断は禁物です。
「本当だろうか」「根拠はあるのだろうか」「どれだけ実績があるのだろうか」と疑いましょう。
魅力的な話であっても、営業・セールス・勧誘は疑いから入ることです。
最初は信用がゼロの状態から始めます。
不明点や疑問点があれば、相手に聞いたり自分で調べたりしてみます。
理由や実績を確認したうえで少しずつ信じていくようにするのが得策です。
信用できる人からの営業・セールス・勧誘の場合はどうすればいいのでしょうか。
信頼できる人からのアプローチも、やはり疑うようにしてください。
信用できる人なので、ある程度話を信用できるものの、100パーセント信じ切るのは注意が必要です。
半分の50パーセントは疑いを持っておくほうがいいでしょう。
信用できる人が、悪意を持っている可能性も否定できません。
信用している人から裏切られた話は、いつの時代にもあります。
信用できる人であっても、その人が騙されている可能性も否定できません。
「人間関係はまず信用から入るべきだ」という声もありますが、それとこれとは別です。
営業・セールス・勧誘は、1つ間違えると、大金を失う可能性があります。
自分だけでなく、家族や友人など、大切な人を巻き込んでしまう可能性もあります。
冷静な思考と判断のうえで購入するものです。
金額が高ければ高いほど、慎重になっておくことが大切です。
営業・セールス・勧誘は、相手にかかわらず、まず疑いから入るのが得策です。