友人とグループを作るとき、暗黙の了解ができることがあります。
「グループから抜け出すのはよくない」
「グループから抜け出すのは、裏切り行為と同じ」
「同じメンバーのままでずっと一緒にいよう」
お互いが監視し合って、グループから抜け出すことを許さない雰囲気が漂うことがあります。
「ずっと一緒だよ」という言葉は、裏を返せば「新しい友人を作らないでね」というニュアンスにも聞こえます。
言葉に出して言わなくても、どことなく束縛をほのめかすニュアンスが感じることもあるでしょう。
一見すると「美しい仲間意識」「素晴らしい信頼関係」に思うかもしれませんが、注意が必要です。
これは仲間意識でもなければ、信頼関係でもありません。
単なる束縛関係です。
仲間意識は大切ですが、束縛関係になってはいけません。
相手を拘束すると、自分も相手から拘束されます。
お互いに束縛し合うと、お互いの自由も制限されます。
結局のところ、友人を失うのが怖いだけです。
仲間を失うのが怖いため、相手にそれを強要しています。
仲間意識があるのは素晴らしいですが、束縛関係になってはいけません。
束縛関係になると、新しい出会いの足かせになります。
行動の自由が失われ、新しい出会いすら制限されることになるのです。
閉鎖的なグループは、ゆくゆく腐れ縁に変わります。
離れようとしても離れられない関係は、もはや悪縁なのです。
グループから抜け出すことを許さない人は、嫌われます。
お互いにグループを抜け出せなくなると、出会いの足かせになり、新しい友人を作れなくなります。
お互いに束縛し合うことで、お互いの出会い運を下げてしまうことになります。
グループから抜け出すことを許さない人は、いずれ孤立します。
そして、不幸の道をたどることになるのです。
友人を束縛するのではありません。
友人を解放することです。
「新しい友人を作ってもいい。都合が悪いときはグループから抜け出してもいい」ということにします。
閉鎖的なグループではなく、開放的なグループにすることです。
友人の幸せを願うなら、むやみに束縛しないことです。
監禁を解除して、束縛をやめて、自由な行動を促しましょう。
束縛をやめると、自分も友人も監禁から解放され、お互いが楽になれます。
適度な距離感を保てるため、よい友人関係を築けます。
新しい出会いに恵まれるのです。