出会いにアタリ・ハズレを持ち込む人を見かけます。
「この人との出会いは、アタリだった」
「この人との出会いは、ハズレだった」
こうした考え方があるなら、イエローカードです。
たしかに出会いによって、いい出会いもあれば、悪い出会いもあります。
後から振り返ったとき「この出会いは素晴らしかった」「この出会いは最悪だった」ということがあるでしょう。
親しい関係になったり、自分にプラスの影響があったりすれば、アタリと感じます。
一方、出会った結果、マイナスの影響であれば、ハズレと感じます。
可もなく不可もない出会いであれば「微妙」といった表現をすることもあるかもしれません。
宝くじにアタリ・ハズレがあるように、出会いにもアタリ・ハズレがあると感じることもあるのではないでしょうか。
しかし、出会いにアタリ・ハズレを持ち込むのはよくありません。
出会い運を下げてしまうからです。
まず出会いにアタリ・ハズレを持ち込むのは、相手に失礼です。
「ハズレの出会いだった」というのは、相手の悪口を言っているのと同じです。
相手があなたと出会った後「ハズレの出会いだった」と言っていると、気分が悪いはずです。
「ハズレ」という表現も好ましくありません。
たまたま相性や価値観が合わなかっただけであり、相手に非はありません。
相性や価値観が合わなかっただけで、相手を悪者扱いするのはよくありません。
では、アタリと考えるのはいいかというと、それも違うのです。
「アタリだった」という言い方には「たまたま運がよかった」という軽い気持ちが感じられます。
アタリという表現には、相手に対する敬意と尊重がありません。
また、アタリを作る時点でハズレも作ることになります。
アタリの出会いがあるということは、それ以外はハズレの出会いということになります。
出会いに「良しあし」を持ち込んでいることに変わりないのです。
出会いに対する基本的な心構えがあります。
すべての出会いに感謝しましょう。
なぜすべての出会いに感謝するのか。
すべての出会いは、奇跡だからです。
地球には80億人以上がいます。
それだけ多くの人がいる中で、その人と出会えたことは天文学的に低い確率です。
出会いはすべて奇跡です。
大げさな話ではありません。
事実として奇跡です。
だから、すべての出会いに感謝することです。
ありがたい気持ちを持つということです。
「出会えてよかった」と考えるだけでいいのです。
出会いに感謝すると「次の出会いに向かおう!」という気持ちが強くなります。
たとえその場かぎりの出会いであってもいいのです。
心の中で念じるだけでかまいません。
「今日もいい出会いがありました。素晴らしい奇跡をありがとうございます」
きちんと感謝すると、その気持ちが縁結びの神様にも伝わります。
再び次の出会いのチャンスを与えてくれるのです。