勇気を鍛えるにはどうすればいいか。
シンプルな方法があります。
ありのままの自分をさらけ出しましょう。
これだけでいいのです。
恥ずかしながらでも顔を赤らめながらでもいいので、とにかくさらけ出すだけでかまいません。
心理的抵抗があるからこそ、勇気を鍛える効果があります。
ありのままの自分をさらけ出すのは勇気が必要です。
「変な人だと思われたらどうしよう」
「印象や評価が下がったらどうしよう」
かっこ悪かったり恥ずかしい姿だったりして、心理的な抵抗があります。
いろいろな不安が心を駆け巡って、心拍数も上がるはずです。
そうしたことから、できるだけ普通を演じて、無難に振る舞うことが多いでしょう。
しかし、普通を装ったところで、それが偽りの自分であれば仕方ありません。
偽りの自分を見せるのは、自分に嘘をついている状態でもあります。
「本当の自分はこうではない」と、心の中に摩擦が生じます。
偽りの自分を見せていると、誤解を招きやすくなります。
周りはあなたを正しく理解できません。
誤解されたまま理解されると、偽りの人間関係になってしまいます。
そうなりたくなければ、ありのままの自分をさらけ出すことです。
かっこ悪くても恥ずかしくても、それがありのままの自分であれば、さらけ出す価値があります。
恥ずかしいからこそ、勇気を鍛えることができます。
保身を忘れます。
体裁も気にしません。
見栄を張るのもやめます。
恥ずかしくてたまらないなら開き直るつもりになればいい。
本来の自分を出すだけのこと。
「恥をかいてもいい」「印象が悪くなってもいい」「変な人だと思われてもいい」と開き直りましょう。
覚悟が決まれば勇気も出ます。
恥ずかしいのは最初の一瞬だけです。
思い切って「えいっ!」と見せてしまうだけ。
いったんさらけ出してしまえば楽になります。
周りから「そういう人」と認定されれば、後は自然に振る舞うだけでよくなります。
評価や印象が下がったところで、それがありのままの自分であればいいのです。
評価や印象が下がったというより「正しく評価された」「本来の印象が得られた」ということになります。
何も悪いことはしていません。
ただありのままの自分を見せただけです。
相手からどう思われるか気にしないことです。
恥ずかしい失敗も正直に話しましょう。
にこにこしながら話せば面白い笑い話になるでしょう。
偽りの仮面をかぶっていてもストレスになるだけです。
隠したりごまかしたりしたところで、いずればれる日がやってきます。
ありのままの自分を見せた結果、あなたから離れていく人もいるでしょう。
あるいは距離を置く人もいるかもしれません。
それでいいのです。
仲良くなれないことがわかったのですから、むしろよいことです。
仲良くなれない人がいなくなれば、仲のいい人が残ることになるので、人間関係が正しく整います。
ありのままの自分をさらけ出すことは、勇気を鍛えていることになります。
本来の自分を出していくだけなので簡単ですね。
シンプルですが、勇気を鍛える効果は抜群です。
最初はありのままの自分をさらけ出すことに抵抗があっても、慣れると当たり前になるでしょう。
抵抗がなくなれば、あなたは勇気が鍛えられたことになります。
勇気があるから、ありのままの自分をさらけ出せるのではありません。
ありのままの自分をさらけ出すから、勇気がつくのです。