未婚だったころは、どこか自分にだらしない部分がありました。
お金がなくても、困るのは自分だけ。
特に何かを背負っているわけではありませんでしたから、のほほんとしていました。
しかし、結婚をしてから変わります。
家族ができて、妻がいると、強い使命感や責任を感じるようになるでしょう。
夫としての自分の働きによって、家族運営の将来が決まると実感できれば、ぼうっとしていられないはずです。
特に、子どもが生まれると「父親」としての自覚が生まれ、使命感はさらに強くなります。
「子どもにいい物を食わせてやりたい」
「子どもにいい教育を受けさせてやりたい」
「子どもの将来のためにも、しっかりしなければ!」
仕事への使命感もより強くなるでしょう。
家族を思い出すたびに、身も心も引き締まります。
家族を愛する夫なら、どんな夫にとっても家族は常に元気の源になるはずです。
しかし、仕事が忙しいと、そんな家族の存在が頭から離れやすくなります。
忙しいときには、仕事に夢中になりますから、つい、妻や子どもの存在を忘れてしまいそうになります。
そんなとき、思い出すためのいい方法があります。
次の3つのポイントに、家族の写真を入れておけばいい。
第1のポイントは「デスクの上」です。
デスクの上に家族の写真があれば、どうなるでしょうか。
仕事中に「営業の電話をかけにくいな」「残業で大変だな」と思ったときに、デスクの上にある家族の写真を見てみましょう。
「へこたれている場合ではない。家で待っている家族がいる。頑張らなければ!」
底力がみなぎってくることでしょう。
へこたれそうになりそうなとき、デスクの上の写真が救ってくれます。
第2のポイントは「財布の中」です。
財布といえば、買い物をするタイミングですね。
夫は買い物をしようとするとき、財布を開け、家族の写真が飛び込んできます。
すると、どうでしょう。
「無駄な買い物はしてはいけないな。食費もあるし、子どもの教育費もある。節約しよう」
ふと、家族を背負っていることを思い出し、浪費を防ぐ効果があります。
最後は「手帳の中」です。
仕事のスケジュールを入れようとするときに、手帳を開くと、家族の写真が飛び込んできます。
「そういえば次の日曜は家族で出かける予定があった。楽しみだ」
楽しみにしている予定を思い出すことで、やる気や元気が出てきます。
また、手帳と家族の写真を見ることで、あらかじめ家族の記念日や妻や子どもの誕生日など、うっかり忘れることもなくなります。
「デスク」「財布」「手帳」の3カ所に家族の写真を入れておくと、家族を思い出す機会が増えます。
試しに、一度、写真を貼ってみましょう。
効果が強いことに驚くはずです。
家族の写真は、確実にやる気と元気の源になります。
常にパワーみなぎるお父さんになれるのです。