次の2つの言葉に注目です。
どちらも日常でよく聞かれる言葉です。
「だいたいどちらも同じような意味だよね」
どちらものんびりするイメージがあって、特に区別することなく、混同して使っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ここが要チェックです。
サボると休むは似て非なるものです。
区別なく適当に使っていると、あなたに不利益をもたらす可能性もあります。
それぞれに明確な違いがあるため、きちんと意味を区別しておきましょう。
休むとは、積極的な休憩です。
一番重要なことは「正当な理由がある」という点です。
休むことには正当な理由があります。
きちんと仕事をするためには、体力が必要です。
義務や責任を果たすために、あらかじめしっかり休んでおく必要があります。
また仕事を終えた後は、疲れやストレスを回復させるため、休む必要もあるでしょう。
疲弊した心身を休ませて回復できれば、再びパワフルに仕事ができます。
休むには「きちんと仕事をするために休む」「仕事で疲弊した心身を癒すため」といった意味・理由があります。
きちんと義務や責任を果たしたい気持ちが先にあって、そのために体力回復のアクションが必要です。
あるいは、けがや病気をすることもあるでしょう。
体調が悪いときは、しっかり休んで、治療が必要です。
療養に専念すれば、それだけ早く回復するでしょう。
このように休むことには、正当な理由があるのが特徴です。
休むことは欠かせないことであり、生身の人間には必要不可欠です。
休むのは悪いことではなく、必要なことです。
サボるとは、やらなければいけない仕事から逃げて、怠けることをいいます。
サボることを理解するうえで一番重要なことは「正当な理由がない」という点です。
サボることには正当な理由がありません。
仕事に対する消極的な姿勢があります。
義務・責任があるにもかかわらず、無視や放棄をしています。
サボることはよいことではありません。
「サボる=ずる休み」です。
サボってばかりいると、目上の人からお叱りを受けるでしょう。
サボるのは不要なことです。
なければないほどいいものです。
サボることは評価を下げることになるため、少しでも減らしていくことが大切です。
サボると休むは違います。
違いを一言で述べるなら「正当な理由があるかないか」です。
休むのはいいですが、サボるのはいけません。
それぞれの意味をきちんと区別しておきましょう。
「サボる」という口癖があるなら注意してください。
一般的に「サボる」という言葉には、悪いイメージが伴っています。
軽い気持ちで使っていると、いつの間にか悪いイメージを招いて、自分が損をしている可能性があります。
たとえば、療養にもかかわらず「サボります」と言うのはよくありません。
「正当な理由もなく怠けること」と誤って解釈され、不本意な誤解を招くことがあります。
安易に「サボる」という言葉を使っているなら「休む」「サボる」の違いを理解して、正しく使い分けましょう。