自分の話ばかりしないことです。
自分の話ばかりしていては、コミュニケーションが成り立ちません。
どんなに話が面白くても、自分の話ばかりしていては感じが悪くなります。
コミュニケーションとは「意思疎通」です。
意思疎通は、双方向であって初めて実現します。
そのため、きちんと意思疎通をするためには「一方向」ではなく「双方向」でなくてはなりません。
コミュニケーションを成り立たせるには、双方向を意識して、きちんと相手に会話のバトンを渡すことが大切です。
特に自分が好きな話題は、気持ちが入りやすいため、自分ばかり一方的に話してしまいがちです。
ずけずけ自分だけが話をして、それで満足をしていては、相手から嫌がられてしまいます。
「感じが悪い」と思われてしまうのです。
気持ちのいいコミュニケーションのために、マナーがあります。
それは、自分の話が終われば「あなたはどう?」と聞き返すことです。
たとえば、趣味の話をするとします。
最近「はまっている趣味があってね」と、自分が熱中している趣味についてあれこれ話します。
一通り話し終わったら、そこで終わりにするのではありません。
「あなたは何かはまっていることはある?」と聞き返し、会話のバトンを相手に渡します。
こうすることで、相手は快く話し始めることができ、自然な流れで会話の輪が広がります。
旅行に行った話をしたとします。
旅行の話が一通り話し終わったら、「あなたはどう?」と聞きます。
「最近どこか旅行に行った?」「今までどんなとこに行ったの?」といった一言でもかまいません。
そうすれば、相手も旅行に行った話をしてくれるでしょう。
会話のバトンタッチがスムーズだと、失敗体験があっても、テンポとリズムがいいので話しやすくなります。
これがコミュニケーションです。
「相手に会話のバトンを渡す」ということです。
コミュニケーションとは、双方が言葉のやりとりがあって、初めて成立するのです。
自分の話ばかりして満足しないことです。
いったん自分の話が終われば、相手に「あなたはどう?」と聞き返すことです。
自分のことを話した後なので、相手も話しやすくなるでしょう。
コミュニケーションの基本であり、会話のマナーでもあります。
話のネタが続く上、話の輪も広がります。
自分の話ばかりするのではなく、きちんと相手の話にも耳を傾けることです。
そういう配慮ができる人は、必ず感じがよくなります。