受験生にとって、寝ることも大切な勉強です。
ふざけた話ではありません。
これは真面目な話であり、重要なポイントです。
「寝ている時間は、何もしない時間ではないか」
そう思っているなら誤解です。
たしかに寝ている時間は、目をつぶっていて、脳は休息状態に入り、何もしないような時間に思われます。
睡眠は睡眠であり、表向きは勉強しているように見えないでしょう。
しかし、ここに誤解があります。
大切な記憶の定着は、睡眠中に行われます。
私たちの脳は、起きている間、さまざまな情報にさらされます。
そのため、記憶の定着は、情報が入ってこない睡眠中に行われます。
睡眠時間が不足していると、記憶の定着率が悪くなり、受験に失敗します。
睡眠時間を十分に取ると、記憶の定着率がよくなり、受験に成功します。
「暗記をするなら就寝の直前がよい」「寝る前に覚えたことは記憶に残りやすい」という話がありますが、同じ理由です。
睡眠時間を軽視すると、とりわけ暗記系の作業に支障が出て、受験勉強に苦しむことになるでしょう。
「睡眠時間=記憶を定着させる時間」という意識を持って、きちんと寝ましょう。
適切な睡眠時間は、人によって異なりますが「7時間から8時間半」を目安にするのが一般的です。
少なくとも6時間以上は確保したい。
受験を成功させたいなら、消極的に寝るのではなく、積極的に寝てください。
睡眠時間も、受験勉強に大切なプロセスの1つと思うこと。
寝ながらにして勉強できるのですから、これほど幸せなことはありません。
十分な睡眠があるからこそ、受験もうまくいきます。
受験生にとって、寝ることも大切な勉強なのです。