突然ですが、あなたに質問です。
「体調が悪いときこそ○○」
さて、あなたなら、このフレーズの後にどんな言葉を続けますか。
普段の自分を思い出しながら、純粋な気持ちで正直に答えてみてください。
このとき、気合や根性で仕事を進めるタイプの人なら、体調が悪いときこそ頑張ろうとします。
体調が悪くても「こんなはずではない。自分はもっと頑張れるはずだ!」と自分を奮い立たせます。
弱い自分を認めたくありません。
体調が悪い自分も嫌いです。
気合や根性で頑張るタイプの人は、体調が悪いときも気合や根性で何とかしようとします。
体調が悪い自分を認めたくないので、弱っている体にむちを打って、なけなしのパワーを振り絞ろうとします。
体調が悪いときに頑張ろうとするのは、前向きかつ意欲的であり、立派なことに思えるでしょう。
しかし、ここに落とし穴があります。
そもそも体調が悪いときは、頑張ろうにも頑張れません。
体調が悪いからです。
「体調が悪い」ではなく「調子が悪い」という状態なら、まだいいのです。
「調子が悪い」と「体調が悪い」は、似ていますが違います。
「調子が悪い」はリズムが整っていないだけですが「体調が悪い」は心身に明らかな問題を抱えている状態です。
体調が悪いときに頑張ったところで、ストレスが大きいわりに、なかなか仕事が進みません。
空回りが多くなったり、無駄が多くなったりします。
時間がかかっている割に結果が出ません。
また、注意力も集中力も低下しているため、ミスや失敗も発生しやすい状況です。
前に進むどころか、後ろに下がってしまうことも少なくありません。
あまり体を酷使させると、ダメージによって体がダウンしてしまい、回復に時間がかかってしまう可能性もあるのです。
では、体調が悪いときにはどうすればいいのか。
正解は単純です。
「体調が悪いときこそ、無理をしない」が正解です。
「無理をしない」が大事なポイントです。
仕事をするか休むかは、そのときの具合の様子によって判断します。
仕事はしてもいいですが、無理をしない程度に進めましょう。
たとえ体調が悪くても、単純作業や小さくて簡単な仕事なら、さほど悪影響がなく進めることができるでしょう。
あまりに体調が悪いなら、思い切って休むのも得策です。
状況が許すなら、無理をせず早退させてもらいましょう。
体調が悪いときは、素直に休めば、回復も早くなるでしょう。
思い切って休んだほうが、体調の回復も早くなり、遅れを最小限に抑えられます。
学生でも社会人でも関係なく、すべての人に共通です。
体調が悪いときは、無理をしないのが正解です。