あるとき、大きな買い物をすることがあります。
生活必需品には、小さな金額のものだけでなく、大きな金額のものも存在します。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、寝具、パソコン、携帯電話、自家用車。
小さな家電製品でも、高機能・高性能なタイプは高額です。
大きな買い物をするのはいいのです。
生活に必要なものは、買わなければいけません。
そのほか、休暇のために大きなお金を使うこともあるでしょう。
海外旅行の申し込みでは、一度に大きな金額を入金することになります。
気分転換やストレス解消など、計画的な買い物なら意味があります。
注意したいのは「大きな買い物をした直後」です。
普段は節約ができていても、大きな買い物をした直後は気持ちが緩みやすい。
大きな買い物をした直後は、気分が高揚します。
欲しいものが手に入ると、飛び上がるほど嬉しい気持ちでいっぱいになります。
心の中でガッツポーズをするでしょう。
あまりに嬉しくて、にやにやした笑顔が止まらないでしょう。
不思議なのはそれだけではありません。
大きな買い物の直後は、一時的に金銭感覚もおかしくなりやすい。
普段は1万円が大きな金額に感じても、20万円の買い物をした直後の1万円は小さな金額に感じます。
この瞬間です。
普段は節約ができていても、大きな買い物の直後は油断しやすい。
大きな買い物だけで終わらせるつもりが、買い物に勢いがついてしまいます。
「ついでだから買ってしまおう」
「小さな金額だからいいよね」
「せっかくだから買っておこう」
気づけば、余計なものまで買っていて、浪費していることがあるのです。
誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
大きな買い物をした直後こそ注意しましょう。
「大きな買い物をした直後は注意しよう」と、自分に注意喚起を促します。
あらかじめ油断しやすい場面とわかっているだけでも、警戒ができます。
意識しておくだけでも、浪費は防げます。
冷却期間をおくのもよいアイデアです。
たとえば、大きな買い物をしてから数日間は、普段より財布のひもを固くして、節約を徹底します。
大きな買い物をした直後に心を引き締めるルールを作れば、余計な浪費を防げます。
完全に防ぐのは難しくても、意識をすることで、防ぎやすくなります。