浪費癖で一番怖いことがあります。
浪費にもかかわらず、浪費に気づいていないパターンです。
「これは浪費だ」と自覚があるなら、まだ救いがあります。
「この使い方はよくないね。次から気をつけよう」と思えます。
浪費の認識があるなら、きちんと反省して、改善することができます。
しかし、浪費にもかかわらず、浪費だと気づいていないなら問題です。
浪費に気づかなければ、反省のしようがなく、改善もありません。
いつまでも浪費が続いてしまい、お金が出ていくことになります。
「そんなことがあるのか」と思いますが、あるのです。
よくあるのが「浪費にもかかわらず、消費や投資だと思い込んでいる」というパターンです。
たとえば、食材です。
食材を買うお金といえば「消費」という認識が一般的ですが、ここに落とし穴があります。
食べるつもりで買ったものの、腐ったり賞味期限が切れたりして、食べることなく破棄することがあるでしょう。
食材を買っても、食べることがなければ、単なる無駄遣いです。
「これは消費だよね」と思っていても、結果として浪費になっています。
本代も油断できません。
本を買うお金といえば「投資」という認識が一般的ですが、ここにも落とし穴があります。
本を買っても、読むことがなければ、単なる無駄遣いです。
本は、きちんと読んで知識や知恵を吸収してこそ、意味があります。
本を買っただけで読まなければ、無駄遣いをしたことと同じであり、浪費になります。
スポーツジムの利用料金も注意が必要です。
スポーツジムは、利用してこそ意味があります。
きちんとスポーツジムに通い、体を鍛えるなら投資に当たりますが、まったく通わずサボってばかりなら浪費です。
利用しなければ、お金の無駄遣いをしていることになるため、投資ではなく浪費になります。
表向きの消費・投資にだまされないことです。
往々にして浪費は、目立たないところで、知らず知らずのうちに起こります。
自分では消費や投資のつもりであっても、結果を見れば、浪費になっていることが少なくありません。
いま一度、自分のお金の使い方を振り返ってみましょう。
きちんとお金が生かされているかチェックしてみてください。
表向きは消費や投資であっても、お金が生かされず無駄になっているなら、浪費です。
そのまま放置するのではなく、今すぐ改善に取り組みましょう。