浪費癖を直すために、必ず心がけたい習慣があります。
それは、家計簿をつける習慣です。
家計簿とは、一家の収入・支出を記入する帳簿です。
浪費癖になる原因の1つは、お金の流れを把握していないことにあります。
人は忘れる生き物です。
大きな買い物をした直後こそ「お金を使った」という感覚がありますが、しばらくすれば忘れます。
自分が1日にどれだけお金を使ったのか把握していなければ、気持ちが緩んで、お金を使いすぎる傾向があります。
気づけば、お金を使いすぎてしまっているのです。
そこで役立つのが「家計簿」です。
家計簿は、お金の流れの見える化を促すツールです。
家計簿をつけると、お金の動きが細かく目に見えるようになります。
もしお金を使いすぎたら、具体的な数字できちんと確認できるようになります。
「お金を使いすぎてしまったな」
「この買い物が余計だったな」
毎日家計簿をつけると、反省する機会を促せるため、お金の使いすぎを防ぐ役目を果たします。
あなたの生活習慣に、ぜひ家計簿を取り入れてください。
就寝前にレシートを取り出して、1日の支出をノートに記録するだけ。
ためることがないよう、できるだけ毎日つけるようにしましょう。
「現実を見たくない」と抵抗を感じるかもしれませんが、現実を見なければ浪費癖を直せません。
家計簿をつけるのは手間暇がかかって面倒ではありますが、浪費癖を直すためには重要な習慣です。
「新しい習慣を身につけるには、3週間は必要」といわれています。
面倒くさいのは、最初だけです。
山場である最初の3週間を、ぜひ乗り越えてください。
3週間を過ぎたころには、家計簿をつけるのが普通の感覚になっているでしょう。
完全に慣れてしまえば、むしろ家計簿をつけないほうが、気持ち悪く感じるほどです。
就寝前に家計簿をつける習慣は、睡眠薬の代わりになってくれるはずです。
家計簿が嫌なら、おしゃれな家計簿を購入するのも1つのアイデアです。
おしゃれな家計簿なら、見たり触ったりしたくなるので、帳簿をつけやすくなるでしょう。
あくまで記録をつけることが大切ですから、外見は華やかであってもかまいません。
誰かに提出するものでもなく、プライベートなものですから、どんな家計簿でも自由です。
おっくうな気持ちがあるなら、期間を設定してみてはいかがでしょうか。
たとえば「3カ月だけ」「6カ月だけ」「1年だけ」など、続ける期間を決めておきます。
期間を決めておけば「大変なのは一時的だけ」と思えるので取り組みやすくなるでしょう。
もしくは「浪費癖が直るまで」という決め方も悪くありません。
手間暇がかかって面倒ではありますが、浪費癖を直すのに、これほど効果的な方法はありません。
一番基本の習慣ですが、一番重要な習慣でもあります。
浪費癖を直すなら「家計簿に始まり、家計簿に終わる」と言っても過言ではありません。
本気で浪費癖を直したいなら、さっそく今日から家計簿をつけ始めましょう。
家計簿は、浪費癖を直す基本習慣なのです。