第一志望があるなら、きちんと第一志望を主張しましょう。
第一志望を主張しにくい状況があるかもしれません。
レベルが高い学校を選ぶと、不安や心配が出てきます。
「受験しても、落ちるに決まっている」と弱気になるかもしれません。
親や先生から「無謀な挑戦」と否定されるかもしれません。
友人から「あなたの学力では合格しない」と笑われるかもしれません。
もちろんレベルが高すぎる受験ならわかります。
自分の学力を無視した無謀な受験なら、さすがに合格は夢物語でしょう。
偏差値が50の状態で、偏差値70の大学を受験するのは無謀でしょう。
「無理」「不可能」「やめたほうがいい」と言われるのも仕方ありません。
学力を上げるには、最低限の勉強量が必要です。
今からどんなに勉強しても間に合わないのが確実なら、受験前に諦めるのもわかります。
しかし、背伸びをすれば届きそうなレベルなら、するべきことはただ1つ。
きちんと第一志望を主張することです。
どんな受験でも、第一志望を受験しなければ、合格の可能性はゼロだからです。
安易な理由で、第一志望を諦めるのもはもったいない。
人生の大切な可能性を自ら捨てることになります。
少なくとも受験をすれば、合格する可能性があります。
否定されようと周りから笑われようと、一度しかない人生ですから挑戦の価値はあります。
たとえ照れや迷いがあっても、しっかり振り切って、第一志望を主張したほうがいい。
第一志望を主張しても、いきなり明日受験するわけではないはずです。
第一志望を主張してから猛勉強を始めれば、受験に間に合う可能性があります。
受験まで半年あれば十分です。
たとえ残り3カ月でも、必死で勉強すれば、奇跡が起こる可能性があります。
たとえ不合格でもいいのです。
不合格でも「ベストを尽くした」と納得できるので、人生の後悔を減らせます。
何も挑戦しないで諦めるくらいなら、きちんと挑戦してから諦めたほうが、まだ納得した人生を送れます。
学力が不十分だから第一志望を諦めるのではありません。
学力が不十分だからこそ、第一志望を主張する意味があります。
第一志望を選んだことで「このままではいけない!」と思うようになります。
モチベーションが上がり、意欲も熱意も高まります。
自分を追い込むことで、潜在的な力を発揮できる可能性が出てきます。
また、第一志望を明確にすると、受験科目や勉強量が見えてくるようになります。
対策を立てやすくなり、勉強がしやすくなります。
結果として、学力が上がりやすい状態になります。
第一志望は、主張するためにあります。
頑張れば手が届きそうなレベルなら、ためらう必要はありません。
学力が不十分だからこそ、第一志望を主張する価値があるのです。