「早起きは苦手」
「早起きがつらい」
「早起きなんて無理」
そう嘆く人がいます。
理由を聞くと「眠くて起きられない」と言います。
たしかに眠気が強いと、なかなか起きられません。
まぶたに重りがついているかのように、自然とうとうとしてしまいます。
勉強や仕事を頑張るために早起きしても、眠気が強いと体はだるくて、頭も働きません。
無理やり早起きしても、眠気に耐えきれず、結局二度寝をすることになるでしょう。
これでは早起きの意味がありません。
眠くて起きられないのは仕方ないように思えますが、じっくり話を聞いてみると、定番のオチがあります。
そもそも就寝時間が遅いのです。
就寝時間が夜遅く、日付を超えています。
就寝時間が遅いと、睡眠不足の状態で早起きをすることになります。
睡眠時間が3時間や4時間しかありません。
睡眠不足なら、眠くて起きられないのも当然です。
睡眠欲は、人間の3大欲求の1つです。
人の体は、一定の睡眠時間を欲しようとしています。
眠気は、体が睡眠を求めるサインです。
睡眠は命に関わることなので、睡眠不足の場合、体は「睡魔」というサインで睡眠を促そうとします。
眠気が強烈なら、体が睡眠を求める声も強烈ということです。
一時的に睡眠不足を我慢できても、長期間にわたると、心身に悪影響を及ぼします。
気合で早起きを心がけようとすると、ストレスがたまり続け、どこかで限界がきます。
早起きがつらいなら、まず早寝を心がけましょう。
気合で早起きをする必要はありません。
そもそも気合で早起きをすることが不自然であり危険です。
早起きをしたいなら、まず早寝から始めましょう。
人の適切な睡眠時間は「7時間半から8時間程度」といわれています。
もし睡眠時間が7時間未満なら、要チェックです。
睡眠不足の傾向があると判断して、改善に努めましょう。
睡眠時間が6時間未満は、レッドカードです。
さっそく今日から早寝を心がけ、不足している睡眠時間を取り戻してください。
就寝時間が9時や10時でもかまいません。
「寝るには早すぎる」と思うかもしれませんが、十分な睡眠時間を確保するには、就寝時間も早くする必要があります。
まだ早い時間かもしれませんが、早起きを楽にするには、このくらいの前倒しをしたほうがいいでしょう。
睡眠時間は軽視せず、重視するのが正解です。
早く寝る行為を「子どもっぽい」と思う必要はありません。
9時や10時に寝るのは幼いことではありません。
変なプライドを持っていると、ますます早寝早起きを妨げます。
早起きは、十分な睡眠時間があって初めてできること。
早寝をして睡眠時間を十分取れば、早起きも楽になります。
気合を入れなくても、自然と早起きができるのです。