「海を思い浮かべてください」
きっとあなたは今、青空の広がる海をイメージしたのではないでしょうか。
きれいな青空に、白い雲がぷかぷか浮かび、太陽からの日光がさんさんと降り注ぐ。
リズムよく波の音が聞こえ、ときどき鳥たちが鳴く声も聞こえる。
海辺には、カップルや親子連れが仲よさそうに歩いている。
もちろん晴れている日の海でもいいのです。
青空が広がる海は最高に美しい。
爽やかな青空に、透き通った青い海は、代表的な海のイメージでしょう。
しかし、海の表情は、晴れの日だけではありません。
雨や曇りの日の海は、晴れの日とは少し違った表情があります。
海には、表情があります。
人には、さまざまな表情があるように、海にもさまざまな表情があります。
海は、それぞれの天候によってずいぶん表情が変わります。
雨の日の海は、悲しんでいるような表情に見えるでしょう。
曇りの日の海は、物思いにふけっているような表情に見えるでしょう。
雪の日の海は、何かに耐えているような表情に見えるかもしれません。
もちろんこれらは一例です。
海の表情は、そのときの心の状態によって見え方が変わります。
海を見に行く日を、晴れの日に限定しないことです。
晴れの日に限定してしまうと、さまざまな天候の日の海を見るチャンスがなくなります。
「美しい=きれい」という固定観念を外してください。
「美しい=風情」です。
つまり、風情があるものはすべて美しい。
雨や曇りの日だから、海を見に行くのもいい。
雪が降っている日だって、海を見に行く絶好のチャンスです。
さっそく今日、海を見に行きませんか。
天気は関係ありません。
どんな表情をしている海も風情があります。