冷たい飲み物や温かい飲み物を、もっと味わい深くするコツがあります。
それは、温度の違いに集中して飲むことです。
冷たい飲み物は、時間が経つにつれて少しずつぬるくなります。
最初はよく冷えていても、常温の中なら、だんだんぬるくなります。
温かい飲み物も同じです。
最初は熱々であっても、常温の中なら、時間が経つにつれてぬるくなります。
この瞬間に隠れた、大事な価値に気づいてください。
つまり、冷たい飲み物も温かい飲み物も、1秒ごとに味わいが変わっています。
1℃未満のわずかな違い。
冷たい飲み物は少しずつぬるくなり、温かい飲み物は少しずつ冷めています。
本当にわずかな変化ですが、ゆるやかに温度が変わっています。
最終的に常温になるまで、このわずかな変化が続くのです。
一口飲んでほっと一息ついたら、また一口飲みましょう。
さっきとは少し温度が変わっているので、違った味わいを楽しめます。
1分経てば、味わいが変わっているでしょう。
10分も経てば、はっきりわかるほど味わいが変わっています。
舌先に集中して、わずかな違いを感じ取りましょう。
ぜひ、小さな変化に幸せを感じてください。
冷たい飲み物もよし。
温かい飲み物もよし。
飲み物の味わいがますます豊かに感じられるはずです。
わずかな変化を感じ取りながら飲むと、飲み物の楽しみ方が広がります。