自分の視野の広さは、心の広さに影響します。
また心の広さは、どれだけ寛大な心を持っているかにもつながります。
そして、日常のトラブルでどれだけ冷静になって対処できるかにもつながります。
視野が狭いと専門性は出てきますが、周りが見えなくなっています。
日常の中でも何かに集中していると、それに集中できるのはいいのですが、ほかが見えなくなってしまいますよね。
たしかに狭く深くは、時と場合によっては必要です。
何か1つ専門的に集中してやらなければならないときには、そうなります。
しかし、いつも視野が狭いと、往々にして喧嘩やトラブルを招きがちになります。
目の前にあることだけがすべてだと思い込み、世の中のすべてだと思い込んでしまっているため、周りとぶつかりやすくなるのです。
ささいなトラブルを起こしやすくなり、喧嘩になります。
周りの人が見えないため、道端を歩いていても人とぶつかりやすいわけなのです。
心が狭く視野が狭くなっていると、ささいな出来事を必要以上に大きく受け止めてしまい、いらいらしやすくなります。
コーヒーがこぼれてワイシャツが汚れてしまっただけで取り乱したり、信号で待っているだけでいらいらしたりします。
ワイシャツが汚れたり信号での待ち時間が長かったりなどは、大騒ぎをするほどではありません。
少々のことで取り乱すことがないように理解力を深め、視野を広く持っていれば、トラブルに動揺することもないのです。
たくさんの人と出会って話をしたり、本を読んで理解力を深めたりすることは、遠回りに喧嘩を減らすことにもつながるのです。