真面目すぎる人にありがちな口癖が、3つあります。
「100点」「完璧」「絶対」です。
「100点を目指します」
「完璧に仕上げます」
「絶対、結果を出します」
「100点」「完璧」「絶対」の3つの言葉に心当たりがあれば、要注意です。
完璧主義を象徴する言葉だからです。
真面目すぎる人は、完璧を美学としています。
小さなミスや失敗すら許そうとせず、完璧にやり遂げようとします。
なかなかうまくいかなくても、達成できるまで無理をしてでも頑張ろうとします。
もちろん心がけは立派です。
全力を発揮すれば、最高の結果を発揮しやすくなるでしょう。
妥協や手抜きを許さず、徹底した姿勢は、見習うべきものがあります。
弱音も言い訳も言わず、全力で生きている姿は、周りの人を驚かせるでしょう。
より良い結果を出せば、職場でも高く評価されるはずです。
しかし「100点」「完璧」「絶対」の口癖があると、無理をしやすい状況になります。
完璧の実現は、言うのは簡単でも、実現は難しい。
いつの間にか自分に無理な負荷がかかり、ストレスでいっぱいの状況に陥っている可能性があります。
ミスも失敗もなく、すべてをパーフェクトに仕上げるのは大変困難です。
過大なストレスやプレッシャーに耐えなければいけなくなります。
一時的にパワーを発揮できても、長続きしません。
いずれ燃え尽きてしまうのです。
「100点」「完璧」「絶対」の口癖は控えましょう。
代わりに心がけたい、3つの言葉があります。
「70点」「最善」「ほどほど」です。
「70点でよしとしよう」
「最善を尽くして努力しよう」
「無理をせず、ほどほどで頑張ろう」
「70点」「最善」「ほどほど」を口癖にすれば、自然と穏やかな気持ちになれ、肩の力が抜けるでしょう。
「完璧にしなくていいのだね」とわかれば、無理をする必要もありません。
つまり、完璧主義をやめて、最善主義になるということです。
手抜きをしたりサボったりするわけではありません。
できるかぎりのことをするということです。
言葉遣いを変えるだけですから、お金も手間暇もかかりません。
さっそく今日から口癖を変えましょう。
「70点」「最善」「ほどほど」という言葉を使えば使うほど、真面目すぎる状態から解放されるのです。