小さなミスや失敗をしたとき、どうするか。
真面目すぎる人は、くよくよするのが定番です。
「自分が情けない」
「自分が恥ずかしい」
「本当に申し訳ない」
「悔やんでも悔やみきれない」
自分で自分を叱ったりおとしめたりします。
下を向き、眉間にしわを寄せ、今にも泣きそうな顔をしながら反省します。
自分に失望すると、深く落ち込むため、立ち直るにも時間がかかります。
もちろん反省は大切です。
悪い点があれば、同じ不手際を繰り返さないよう、きちんと反省と改善する必要があります。
ミスも失敗も、向上するための踏み台です。
反省と改善をして生かせば、どんどん仕事もよくなります。
きちんと反省と改善ができれば、きっぱり過去は忘れ、前を向けます。
しかし、小さなミスや失敗まで深刻に受け止めるのも考えものです。
小さなミスや失敗まで気にしていては、時間がいくらあっても足りません。
反省ばかりの毎日になって、息苦しくなります。
むやみに落ち込んでも仕方ありません。
いちいち細かいことまで気にするのは、真面目すぎます。
心の傷も深くなり、回復にも時間がかかります。
真面目すぎる対応は、自分で自分の首を絞めるだけ。
ミスや失敗をしたとしても、ささいなことで悪影響がないなら、もっと寛容に対応してもいいでしょう。
そこで心がけたいのが「笑い飛ばすこと」です。
小さなミスや失敗は、くよくよするのではなく、笑い飛ばしましょう。
自分で自分の不手際を笑ってしまえばいいのです。
「あはは。失敗しちゃった!」
「うっかりしちゃった!」
「自分は間抜けだな」
他人に笑われるなら傷つきますが、自分で自分を笑うなら傷つきません。
笑うことで、むやみに悩んだり落ち込んだりしなくて済みます。
自分で自分を笑ってしまいましょう。
笑ってしまえば、暗い気持ちを吹き飛ばし、明るい気持ちに包まれます。
一瞬で明るい気持ちが湧き上がります。
落ち込みかけていた心が上向きます。
笑顔が増えることで、生活全体が明るくなります。
小さなミスや失敗は、話のネタにもなります。
「こんなことがあったよ」と人に話せば、面白おかしいネタになるでしょう。
ミスや失敗をしても「コミュニケーションに役立つ」と思えば、悪くありません。
小さなミスや失敗は、くよくよするものではなく、笑い飛ばすものなのです。