考えすぎる性格の人は、頭の中でどんな状況が起こっているのでしょうか。
それは「思考のループ」です。
もちろん中には、思考が深まっていくパターンもあります。
「AはBである。BはCである。つまり、AはCである」という具合なら、どんどん建設的な思考が深まっていくでしょう。
思考が段階的に深まっている状態です。
考えすぎる性格を生かして、新しいアイデアを思いついたり、鋭い考え方に気づいたりできるはずです。
しかし、現実としては思考のループに陥っていることが大半です。
自分でも気づかないうちに、同じことを何度も繰り返し考える状態になっています。
たとえば、好意を寄せる異性がいて、アプローチに悩んでいるとします。
こうしたとき、考えすぎる性格の人は同じことを何度も考えています。
「思い切って話しかけてみようかな」
「でも変な人と思われたらどうしよう」
「話しかけないと、進展しないよね」
「思い切って話しかけてみようかな」
「でも変な人と思われたらどうしよう」
「話しかけないと、進展しないよね」
「思い切って話しかけてみようかな」
「でも変な人と思われたらどうしよう」
「話しかけないと、進展しないよね」
繰り返しの思考パターンをぐるぐる回っています。
同じ思考を繰り返している割に、思考が前に進んでいません。
生産性のない思考がくよくよ続くばかり。
何も行動していないにもかかわらず、疲れやストレスがたまり続けていくのです。
考えすぎる性格を直すには、途中で思考のループを断ち切る必要があります。
つまり、思考のループを断ち切ることが、考えすぎる性格を直す王道です。
考えすぎる性格の人は、まず思考のループが行われていることに気づくことです。
これに気づくだけでも、考えすぎる性格の改善が一歩前進します。
「同じことを考えても仕方ない」と思えば、途中で思考を断ち切りやすくなるでしょう。
思考を断ち切る方法を身につければ、考えすぎる性格も怖くありません。