パートナーとの違いを否定していませんか。
同棲を始めれば、パートナーの意外な価値観や生活習慣に気づくでしょう。
自分とは違った特徴があると「変」「おかしい」「不自然」などと否定しがちです。
料理の作り方が変。
寝相がおかしい。
本の読み方が不自然。
珍しいことや不慣れなことが見つかると、反射的に拒否反応を示しやすい。
もちろん迷惑や不快になることなら、きちんと伝えて直してもらうことも大切でしょう。
自分に悪い点があることがわかれば、ほかの場面で恥をかかなくて済みます。
納得のいく指摘内容なら、パートナーは「教えてくれてありがとう」と感謝してくれるでしょう。
しかし「自分が気に入らない」という理由だけで、価値観や生活習慣を何でも否定するのはよくありません。
「変」「おかしい」「不自然」と違いを否定されたパートナーは、どんな気持ちになるでしょうか。
価値観や生活習慣を非難されただけであっても、自分の人格や生き方まで否定されているように感じるでしょう。
価値観も生活習慣も、見方を変えると個性です。
パートナーの個性を否定すると、パートナーとの関係まで悪くなります。
生まれ育った環境が違うのですから、違いはあって当然です。
いらいらの原因は、違いではなく、受け止め方です。
海外旅行を思い出してください。
海外旅行では多くの違いを見つけますが、いらいらしないはずです。
「こんな違いがあるんだね。楽しいね。面白いね」と、心地よく感じるでしょう。
同棲でも同じです。
パートナーとの違いは、否定するのではなく、受け入れましょう。
「そういう違いがあるんだね。面白いね」と前向きに受け止めれば、違いが見つかっても、いらいらしなくなります。
もちろんすべてを完全に受け入れるのは難しいでしょうが、受け入れようとする姿勢が大切です。
違いを楽しむようにすると、心の折り合いがうまくなり、受け入れられるようになります。
楽しんで受け入れようとする気持ちがあるから、違いがあってもスムーズに吸収できます。