ルールと束縛は紙一重です。
同棲を快適にするつもりで作ったルールが、実際は束縛になっていることがあります。
ルールと束縛に、明確な線引きがあるわけではありません。
個人の価値観によって、線引きが左右されます。
同棲を円滑にするためのルールも、厳しくなると、束縛に変わります。
そのため、2人で話し合って、許容できるラインを見極めることが大切です。
たとえば「週末は必ず2人で外食をする」というルールを決めたいとします。
自分としては、あくまで円滑な同棲のために設けたルールです。
外食は気分転換になるだけでなく、2人で過ごす時間にもなります。
良好な関係を保つためにも、週に1回は外食を楽しむのも悪くないでしょう。
しかし、このルールを快く受け入れてくれる人がいる一方で「束縛」と感じる人もいるはずです。
「強制的に外食するなんて束縛だ」という意見も一理あります。
これは難しい問題です。
ルールと言えばルールであり、束縛と言えば束縛になります。
ルールを決める際は、厳しくなりすぎないようにしてください。
自分勝手に決めるのではなく、パートナーの意見も取り入れて決めることが必要です。
お互いが納得できるよう、丁寧な話し合いが必要です。
週末は必ず2人で外食をするルールが厳しければ、少し緩和させるといいでしょう。
「週末は、できるだけ2人で外食をする」という易しいルールなら、束縛の度合いが緩くなります。
2人にとって、ほどよいラインを見極めることが大切です。
ルールを作りつつも「身勝手な束縛になっていないだろうか」と、客観視する余裕を持ってください。
自分が決めようとしてことは、ルールなのか束縛なのか、余裕を持って客観的に考えることが大切です。
束縛のないルールこそ理想的です。