家事を「生活上の実務」と思うだけではつまらない。
「家事は家事でしかない」と思うかもしれませんが、見方を変えてください。
同棲の家事は、見方を変えると、すべて結婚に向けた修行です。
男性にとっては「花婿修行」です。
女性にとっては「花嫁修業」です。
炊事も掃除も洗濯も「家事をしている」と考えるのではありません。
「修行をしている」と考えましょう。
技を身につける行為。
精神力を高める行為。
そして、自分の可能性を広げる行為です。
修行なのですから、厳しく大変で当然です。
同棲は、結婚の予行演習です。
「花婿修行・花嫁修業をしている」と思えば、つらい困難も前向きに受け止められます。
同棲中に培った家事能力は、結婚してからも大いに役立ちます。
本気で家事に取り組めば「花婿修行・花嫁修業」という枠を超えて、人間性を高めることにつながります。
家事を淡々とこなす様子は、一見平凡ですが、心では変化が起こっています。
繰り返しの単調な作業であっても、やり抜く力を養っています。
家事を通してしっかり体を動かせば、運動不足の解消になり、体力も身につけられます。
愚痴を言わずに家事ができれば、もっとよい。
不平不満を漏らさず家事に取り組むと、メンタルの鍛錬になります。
家事を通して身につけた体力・忍耐力・集中力は、結婚だけでなく、仕事でも生かされるでしょう。
すべての家事は、能力向上と精神鍛錬に役立ちます。
結果として、人間性を磨くことにもつながります。
ぜひ修行だと思って、取り組んでみてください。
苦しみが快感に変わるはずです。