「最近、楽しいことがない」
そう嘆く人を見かけることがあります。
「最近、楽しいことがないのは仕方ない。かわいそう」と同情しそうになりますが、ちょっと待ってください。
実のところ、本人に原因があるのではないでしょうか。
「最近、楽しいことがない」という人の大半は、自分で楽しいことを探そうとしていません。
楽しいことは、自然に出会うものだと思っています。
自分は生まれつき運がなく、いいことが起きるのを、受け身になって待っています。
そうではありません。
楽しいかどうかは、心の問題です。
世の中は、楽しくないと思うと、何でもつまらなく感じます。
興味のない話を「つまらない」と思えばそれまでですが「勉強になる」と思えば、価値が見いだせます。
楽しいことがあるかどうかではありません。
自分が楽しく感じようとしているかどうかです。
「最近、楽しいことが多い」と思ったら、自分の心がネガティブに偏りがちです。
じっとしているだけでは、何も始まりません。
心が躍るようなことを、自分から見つけに行きましょう。
「そんなことはできない」と思うなら、すでに赤信号です。
できないと思うから、できなくなります。
本屋に行けば、楽しい本がたくさんあります。
レンタルショップに行けば、素晴らしい音楽や映画とたくさん出会えます。
興味のない話でも、勉強になると思って聞くと、楽しくなるでしょう。
そうすれば「素晴らしい本を見つけた。すてきな映画を見た。感動があった」と言えるようになります。
楽しいことは、自然に出会うものではなく、自分から見つけに行くものです。
楽しいことが見つからなければ、見つかるまで行動しましょう。