あなたは、夏が好きですか。
それとも、冬が好きですか。
「夏は暑いから嫌い」
「冬は寒いから嫌い」
たしかに夏は暑くて汗が止まりませんし、冬は寒くて震えが止まりませんね。
しかし、ものは考えようです。
「夏は暑いから嫌い」「冬は寒いから嫌い」というのは、もったいないことです。
夏は「夏らしさ」を楽しみましょう。
冬は「冬らしさ」を楽しみましょう。
日本ほど四季がはっきりしている国はほかにありません。
四季折々の味わい深い1年が楽しめる素晴らしい国です。
私はアメリカ西海岸に留学していた時期があります。
アメリカ西海岸は年中気候がよくて過ごしやすいところですが「季節の変化」という観点で言えば、日本ほど多様ではありません。
だからこそ、日本の四季の素晴らしさがよくわかります。
私は日本に帰国したとき、夏の蒸し暑さに喜びを感じました。
普通に「暑い」と思えば不快に感じますが「季節の醍醐味」と考えれば、感じ方も変わります。
前向きな発想をしましょう。
さんさんと輝く太陽、強い日差し、生暖かい空気、青空に浮かぶ入道雲、セミの元気な鳴き声。
どれも夏の素晴らしさです。
凍りつくような寒さ、口から吐く白い息、乾燥した空気、雪の美しさ、水面にできる薄氷。
どれも冬の感動です。
夏や冬だけでなく、春や秋も同じです。
たっぷり季節の醍醐味を味わいましょう。
素晴らしい環境を整えるのではなく、すでにあると思えばいいのです。