忙しい日々を送る中、自宅での映画鑑賞に役立つのは「倍速機能」です。
倍速は時短効果が抜群です。
1.2倍速くらいであれば、難なく視聴できるでしょう。
集中力のある人であれば、1.5倍速や2倍速で視聴することも可能です。
2倍速であれば2分の1の時間で視聴できることになり、大きな時短効果を発揮します。
せっかちな人や素早く映画を視聴したい人であれば、倍速で映画を鑑賞するのが当たり前となっているに違いありません。
日頃から倍速機能を活用しながら映画を視聴している人も多いのではないでしょうか。
もちろん倍速機能を活用するのはいいのですが、副作用があることも頭に入れておくのがいいでしょう。
映画の世界にどっぷりはまりたいなら、倍速機能はおすすめしません。
感動や緊張感が大きく低下するからです。
何でも速ければいいものではありません。
緊張のシーンも、倍速にすると軽い雰囲気になります。
時にはコミカルに見えることも少なくありません。
感動のシーンを倍速で視聴すると、さらっと流すような感じになって台無しです。
物語が予定調和で進んでいるように見え、平凡な印象に変わるでしょう。
緊張のシーンも感動のシーンも、倍速にすると、軽くあっさり感じられるようになります。
沈黙にもメッセージがあります。
ゆっくりした動きにも味わいがあります。
どれだけ素晴らしいシーンであっても、倍速にすると台無しです。
倍速にすればするほど、緊張も感動も薄れていきます。
どんな名作も、倍速で試聴するとつまらなくなるのです。
映画1本につき、初視聴は1回だけです。
2回目以降は、流れや結末がわかっています。
1回目を倍速視聴すると、感動の名シーンが台無しになります。
映画は、人生や価値観を変える力があります。
安易に倍速視聴すると、得られたかもしれないチャンスを逃すことになりかねません。
これは大きな機会損失です。
名作が名作でなくなります。
名作が名作である理由もわからなくなります。
世界に名だたる名作も、倍速視聴をすると、魅力が打ち消されてしまいます。
映画の世界にどっぷりはまりたいなら、倍速視聴は避けておくことです。
特に名作映画を視聴するときは厳禁をおすすめします。